誰が出る？ スペイン代表、ユーロ2024決勝予想スタメン紹介【GK】ラ・リーガ最強！？ 11人目のフィールドプレーヤー
ユーロ2024決勝のスペイン代表の予想スタメンを紹介。ゴールキーパーはウナイ・シモンで、抜群の安定感を持つ彼が無敵艦隊の最後の砦として君臨。
シモンはパス能力にも優れ、ビルドアップの起点としても活躍。クリーンシートを2試合達成し、セーブ率も81%の高水準。
決勝戦でもシモンの活躍が期待される。彼なしではスペイン代表の成功は考えられない存在である。
ユーロ2024（EURO2024）決勝、スペイン代表対イングランド代表が現地時間14日（日本時間15日4:00KO）にベルリンのオリンピアシュタディオンで行われる。この大一番のピッチに立つのは誰なのか。今回はスペイン代表の予想スタメンを紹介する。（成績は『transfermarkt』、各スタッツは『Sofa Score』を参照）
GK：ウナイ・シモン（アスレティック・ビルバオ）
生年月日：1997年6月11日
ユーロ2024成績：5試合3失点
ウナイ・シモンは2020年に主力としてスペイン代表に定着すると、以降は抜群の安定感で無敵艦隊の最後の砦として君臨している。
アスレティック・ビルバオの下部組織で育った同選手は、19/20シーズンにリーグ戦34試合に出場すると、その地位を確固たるものとし、23/24シーズンは同18試合でクリーンシートを達成。ラ・リーガにおいて、1試合あたりの失点数が1番少ないGKに与えられるサモラ賞を受賞している。スペイン人の受賞は11/12シーズンのビクトル・バルデス以来12シーズンぶりであり、間違いなく、スペイン歴代で最高のGKのうちの1人と言えるだろう。
シモンはまさしく11人目のフィールドプレーヤーというにふさわしい選手だ。ピンポイントで味方に届ける長短織り交ぜたパスはGKのなかでも随一。最前線へグラウンダーのパスを何本も通すなど、判断力にも長けている。ユーロ準々決勝のドイツ戦では、約51%のロングパス成功率を記録し、ビルドアップの起点となっている。
もちろん、セービング能力やハイボールの処理能力にも安定感がある。クリーンシートを達成したのは2試合のみだが、セーブ率は81%を記録しており、シモンなしで決勝進出はあり得なかっただろう。決勝戦でもこの男がきっとチームを救ってくれるはずだ。
