選手顔面にポテチ投げつける愚行 ツール・ド・フランス観客に法的措置へ「看過できない行動だ」

AI要約

フランスで行われたツール・ド・フランス第14ステージで総合首位のタデイ・ポガチャルが優勝したが、ゴール前で観客がポテトチップスを投げつける愚行があった。

ポガチャルは無事にレースを制し、3度目の総合優勝に弾みをつけたが、プロ自転車競技協会会長は法的措置を取る構えを見せている。

観客による妨害行為が毎年話題となる中、今回の愚行は特に騒動となっている。

 世界最高峰の自転車レースのツール・ド・フランスは13日、フランスで第14ステージが行われ、総合首位のタデイ・ポガチャル(スロベニア)が4時間1分51秒で制した。しかし、ゴール前では観客が顔にスナック菓子を投げつける愚行に。プロ自転車競技協会会長は「敬意に欠き、看過できない行動だ」と法的措置を取る構えを見せた。英紙が報じている。

 顔にぶつけられたのはまさかの“ポテチ”だった。残り2キロで懸命に走り続けるポガチャル。ステージ優勝が目前に迫り、コース両脇の観客も走路が狭まるほど大興奮だ。すると、上半身裸の男性が食べていたお菓子の袋をポガチャルの顔面へ。中身が当たり、ポガチャルは顔を振った。

 無事にレースを制し、自身3度目の総合優勝に弾みをつけたが、英紙「インディペンデント」は動画付きで「ポテトチップスを投げられるも難関ステージを勝利」と報道。「コース上でファンと対峙するのは珍しくないものの、顔にポテトチップスを投げつけられたことにより時速31kmで自転車をこいでいたポガチャルは一瞬呆然とし、直後に頭を振った」と伝えた。

 記事によると、同じ男性がヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)にも菓子を投げつけたとのこと。プロ自転車競技協会会長アダム・ハンセン氏は「ポガチャルとヴィンゲゴーに行ったことを受け、この男に対する法的措置はもちろん取らせてもらう」「これは敬意に欠き、看過できない行動だ」と怒りを露わにしているという。

 毎年のように飛び出した観客の妨害行為が話題となるが、今回はあからさまな愚行だったようだ。