【高校野球】福岡大大濠の背番「10」平川がマダックス&14K 柴田との2枚看板で35年ぶり“夏”狙う

AI要約

福岡大大濠の背番号「10」、平川絢翔(3年)が古賀竟成館を98球の“マダックス”で2安打14奪三振の完封勝利を収めた。

平川は100球以内完封を初めて知り、140キロ台前半で制球を重視し、スライダーを駆使して好投した。

柴田獅子(3年)も3本の二塁打で援護し、八木啓伸監督は平川の成長を認めている。

【高校野球】福岡大大濠の背番「10」平川がマダックス&14K 柴田との2枚看板で35年ぶり“夏”狙う

 福岡大大濠の背番号「10」、平川絢翔(3年)が12日、古賀竟成館を98球の“マダックス”で2安打14奪三振の完封。プロ注目の149キロ右腕・柴田獅子(3年)を温存し、ベスト16へ進出した。

 100球以内の完封勝利を「マダックス」と呼ぶことは「初めて知りました」と試合中、チームメートに聞かされたという。もちろん、100球以内完封は初だった。

 「きょうはキャッチボールからよくなくて、コースを意識して投げました」。最速146キロを誇るが、この日は出力を抑えつつ、140キロ台前半で制球重視。得意のスライダーも駆使し、3度の3者連続を含む14個の三振を奪ってみせた。

 「後ろに柴田がいるから自分のピッチングをしていける」と平川は“柴田効果”が好投の要因と語るが、背番号「1」の柴田はバットでも躍動。「5番・一塁」で3本の二塁打を放ち、2得点と援護してくれた。

 八木啓伸監督も「春先は荒れるボールが多かったけど、きっちり投げられるようになってきた」と成長を認める。福岡大大濠が誇る超強力「2枚看板」が、35年ぶりの夏の聖地へチームを引っ張って行きそうだ。