上沢直之、Rソックスから事実上の戦力外 メジャー40人枠外れる 3Aで防御率6点台 5月にメジャーデビューも2試合で降格

AI要約

レッドソックスは3Aウースターの上沢直之投手をメジャー40人枠から外した。

上沢は昨オフに日本ハムからポスティングシステムでレイズと契約し、最初メジャー昇格も果たしたが、成績不振でマイナーに降格。

3Aではリリーフに配置転換され、成績はやや低調。

上沢直之、Rソックスから事実上の戦力外 メジャー40人枠外れる 3Aで防御率6点台 5月にメジャーデビューも2試合で降格

 レッドソックスは9日(日本時間10日)、傘下3Aウースターの上沢直之投手をメジャー40人枠から外したと発表。同投手は3Aで先発からリリーフに配置転換され、13登板、防御率6・54の成績を残している。

 上沢は昨オフに日本ハムからポスティングシステムを使ってレイズと合意。契約形態はマイナー契約であるが、メジャーベンチ登録26人枠に入った場合は最低保証年俸の74万ドル(約1億1800万円)ではなく、出来高を含む総額350万ドル(約8億4000万円)のスプリット契約だった。

 しかし、上沢はオープン戦で結果を残せず、開幕前の3月中旬にマイナー行きが決定。球団の決定を受け、他球団からメジャー40人枠入りと契約の引継ぎを条件にトレードの打診があれば、移籍できる“譲渡条項”を行使し、レッドソックスへトレードされた。新天地ではメジャー40人枠に入った状態で3Aに配属され、3先発、2勝1敗、防御率4・80の成績を残した。

 レッドソックスからマイナーでの投球を評価された上沢は4月28日にメジャー初昇格。ブルペン要員として5月2日のジャイアンツ戦で八回から登板し2回無安打無失点、1奪三振の快投デビューを飾った。連投となった翌日のツインズ戦では七回から2イニング、43球を投げて2回2安打1失点、与四球1、奪三振2。結果を残すことができず、5月8日にマイナー降格を告げられた。

 3Aでは本来の役割である先発投手として4試合に投げた後、リリーフへ配置転換。ここまで13登板(6先発)で42回2/3を投げて3勝3敗、防御率6・54、与四死球27、奪三振32と本来の力を出し切れていない。