【からつボート(モーニング)西スポ杯】吉島祥之 最後も下克上Vだ

AI要約

吉島祥之が先輩を乗り越えて優出切符を手にした勝利。特殊なペラによる〝ノーハンマー〟が功を奏し、機力が上昇。

準優戦で大金星を挙げた吉島祥之は、優勝戦でもA2級の身として〝下克上〟Vを目指す決意を示す。

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【からつボート(モーニング)西スポ杯】吉島祥之 最後も下克上Vだ

 <8日・からつボート・5日目>

 〝水の上では先輩も後輩もない〟を地で行く勝利だった。吉島祥之は準優11R、コンマ11のトップタイのタイミングでスリットを駆け抜けると「まさか赤岩(善生)さんの上を行くとは思わなかった」と本人もびっくりの3コースまくりを披露。インでどっしり構えていた同じ愛知支部の大先輩を乗り越えて優出切符を手にした。

 今節は「ペラがあまりにも特殊だったので何もしていません」とあえての〝ノーハンマー〟が功を奏している。「ボートのおかげもあるかもしれないけど、外周りだけで良くなった」と日ごとに機力は上昇。大金星を挙げた準優も「やっぱり安定板が外れた方がいい。準優も自分が思っている以上に良かった」。大一番を前にして文句のない状態にまで引き上げた。

 「優勝戦は自分の行ける位置からいいSを行きたい」。そのファイナルはただ一人A2級の身。偉大な先輩に打ち勝った準優のように、優勝戦も並み居るA1勢を破って〝下克上〟Vを決めてみせる。