チームの救世主に指名されたソフトバンク中村晃「キーになる試合と思っていた」攻守で起用に応える

AI要約

ソフトバンクの中村晃外野手が活躍し、チームの逆転勝利に貢献した。1本で得点を重ね、守備でも魅せるプレーを見せた。

中村晃は得点圏での起用で存在感を示し、小久保監督から期待される活躍を見せた。ファーストストライクからの攻撃的なスイングや守備でのダイビングキャッチなど、勝利に欠かせないプレーを繰り広げた。

チームの連敗を止める救世主として活躍した中村晃は、キーとなる試合で入念な準備を行い、期待に応えた。

チームの救世主に指名されたソフトバンク中村晃「キーになる試合と思っていた」攻守で起用に応える

 ◆ソフトバンク5―3楽天(7日、みずほペイペイドーム)

 〝打撃職人〟らしい1本でチームの逆転勝利に貢献した。ソフトバンクの中村晃外野手(34)が「ずるずるいきそうな雰囲気があったので、流れを変えたいなと思いはあった」と攻守でスタメン起用に応えた。

 2点を追う6回。2死一、二塁で打席が回ってきた。「こういう時は思い切っていった方が割と結果が出やすいのかなと、経験上思ったので」と、ファーストストライクからスイングを仕掛けた。楽天先発左腕の藤井聖が投じた外角のスライダーをバットの先で右前に落とし、1点差に迫る適時打に。一塁に到達すると、頭上で3度手を叩いて喜んだ。

 7回には守備でも魅せた。先頭の中島大輔の一、二塁間を抜けるかというゴロに反応してダイビングキャッチ。一塁のカバーに入ったモイネロに素早く送球してアウトに仕留めた。小久保裕紀監督は「あそこの流れ的にすごく大きなプレーだった。今日は晃の活躍がなければ勝っていない」とたたえた。

 今季は山川穂高の加入などもあって代打での起用が増えている。そんな中、小久保監督は「困ったときに(中村)晃に頼ってしまった」と、3連敗中のチームの救世主に指名した。得点圏で回ってくることが多い「6番」での起用。中村晃も「キーになる試合だなと僕も何となく思ってた」と入念な準備をして臨んだ試合だった。そこでしっかりと期待に応えてくれるのが〝中村晃〟だ。(大橋昂平)

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