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【F1】「ウェットでは良いペースで走れた」マシンの性能に苦しむ角田裕毅、決勝では“ブリティッシュウェザー”に期待?
F1イギリスGPの予選でRBの角田裕毅は13番手となり、3戦ぶりのQ3進出とはならなかった。
ウェットコンディションとドライ路面のQ1、Q2での角田の走りやチームとの連携に満足しつつ、決勝の天候やタイヤ戦略の重要性に言及。
角田は中団の競争が激しく、高速コーナーでのペースに苦しんでいるが、決勝ではパフォーマンスを最大限に発揮するため頑張ると意気込みを述べた。
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F1イギリスGPの予選が7月6日、シルバーストン・サーキットで開催され、RBの角田裕毅は13番手となった。
カナダGP、そしてアップデートが失敗したスペインGP、オーストリアGPとノーポイントが続いている角田。限られた準備期間の中で改善を図ってきたが、3戦ぶりのQ3進出とはならなかった。
迎えたイギリスGP、FP1はスピンを喫したことでわずか5周しか走ることができず、FP2は全体で2位となる26周回を重ねたものの、16番手タイム。FP3も14番手タイムに終わっていた。
ウェットコンディションで始まったQ1、各車タイムを出す中で雨が止み、徐々に路面が乾いていくという特殊な状況。チェッカーギリギリに2アタック目に出たことでより良いコンディションで走ることができた角田は、セクター1全体ベスト、全体6番手タイムでQ2へ駒を進めた。
一方で完全なドライ路面となったQ2ではマシンの性能差を覆すことは難しく、カットラインに0.5秒ほど届かず。15番手タイムのダニエル・リカルド(RB)とともに敗退となった。
予選を振り返った角田は公式サイトなどを通じてコメントを発表。「今日の対応には満足している。チームと僕はうまく連携し、予選中にコミュニケーションを取り、変化する気象条件に適応した」とポジティブに振り返った。
一方で決勝で上位に浮上するために重要な部分については、「ウエットコンディションでは良いペースで走れたし、天候に応じて適応し、コミュニケーションを取ることが鍵だ」と話した。また、決勝当日の現地は終日にわか雨の予報が出ており、降水確率も50~70%と高い。マシンの性能以外の、レース中の対応力や選択肢の幅を多く取ることができるタイヤ戦略などが勝敗を分ける可能性は十分にある。
そして角田は、「中団はタイトだし、何が起こるかわからない。先週と同じような高速コーナーでのペースに苦しんでいるが、明日はパフォーマンスを最大限に発揮できるように頑張る」と意気込みを語った。
構成●THE DIGEST編集部