【楽天】歴史的大敗０－21の「福岡の悪夢」払拭 鈴木大地「積極的」２号逆転３ランで自力Ｖ復活
楽天鈴木大地内野手が値千金の1発で首位ソフトバンクを撃破し、苦い記憶を払拭した。
プロとしての苦い記憶を振り払うために、楽天が大勝利を収める。
楽天がソフトバンクの10連勝記録を止め、自力優勝の可能性を復活させる。
＜ソフトバンク1－5楽天＞◇5日◇みずほペイペイドーム
頼れる男が「福岡の悪夢」を払拭した。楽天鈴木大地内野手（34）が、値千金の1発で首位ソフトバンク撃破に導いた。0－1の4回無死一、三塁。和田の初球直球を完璧に捉え、右翼席へ2号逆転3ランをたたき込んだ。「とにかく初心じゃないですけど、積極的に、なおかつつなぐ意識はありましたけど、できすぎた結果でした」。交流戦優勝を決めた6月16日広島戦（楽天モバイルパーク）以来、10試合ぶりにアーチをかけた。
大きな1勝をつかんだ。前回5月21日のみずほペイペイドーム。投手陣が崩壊し、打線も無抵抗で終わり、0－21と歴史的大敗を喫した。プロとして苦い記憶を振り払うためにも勝つしかなかった。この日は打線が10安打を放ち、投げては早川が6回1失点、リリーフ3人も無失点でつないだ。今江監督は「普通にやっても、かなり厳しい戦いになるのは分かってましたし、今日はチームがね、本当に攻める気持ちというものを全体的に出してくれた試合」とナインをたたえた。
カード初戦10連勝と無双していたソフトバンクの記録も止めた。鈴木大は「前回のイメージは残っているので、今日で終わりじゃないですけど、またしっかりチームとして進めると思いますし、とにかく先を見るチームじゃないので、また明日から全力で頑張りたいと思います」。1度は消滅した自力優勝の可能性も復活。やられたままでは終われない。【山田愛斗】
▽楽天早川（6回1失点で5勝目）「（登板が）2週間空いてたんで、もう1イニングいきたい気持ちはありましたけど、その中でもゲームメークできたのは合格点ではありました」
