阪神・茨木 低め意識で7回0封「自分も早く1軍で」高校時代ライバル!ロッテ・田中晴のプロ初星に刺激

AI要約

茨木秀俊投手が快投し、阪神が中日に1-0で勝利。

茨木投手は7回を無失点に抑え、自信を取り戻した投球を見せた。

同級生の活躍に刺激を受け、プロ2年目で1軍勝利を目指す闘志を燃やす。

阪神・茨木 低め意識で7回0封「自分も早く1軍で」高校時代ライバル!ロッテ・田中晴のプロ初星に刺激

 「ウエスタン、阪神1-0中日」(4日、鳴尾浜球場)

 球が風を切ってミットに吸い込まれる。阪神・茨木秀俊投手が今季初めて7回を無失点に抑える快投を披露。89球と余力を残して笑顔でマウンドを降りた。

 以前から課題としていた立ち上がりも文句なしの投球だった。「スリーボールもあったんですけど、ストライク先行で投げられたことが一番良かった」。初回、樋口を追い込んで直球で遊飛に打ち取ると、辻本には3ボールから直球を打たせて三ゴロ。川越は高低で揺さぶって空振り三振に仕留めた。

 二回以降は走者を出しても三塁を踏ませず。前回6月27日の同戦で5回2/3を7安打3失点と打ち込まれ、原点に立ち返り「(球の)低め意識」を徹底。その中でコースにしっかり投げ分け、緩急で竜打線を翻弄(ほんろう)した。和田2軍監督は「見ていて不安もなく、今シーズン一番いい内容」と絶賛した。

 3日にロッテ・田中晴がプロ初勝利を挙げたことも右腕の気持ちを奮い立たせた。日本文理だった田中晴とは3年時の夏の新潟県大会決勝で、帝京長岡のエースとして投げ合い、惜しくもサヨナラ負け。因縁の相手であるとともに良きライバルでもあり「自分も早く1軍で勝てるようにならないといけないので、一日一日を大切にしたい」と闘志を燃やした。

 プロ2年目。同級生らの活躍に負けじと1軍での勝利を目指す。