バスケ女子日本代表、NZに大勝 125得点、守備にも手ごたえ

AI要約

日本女子バスケ代表がニュージーランドに圧勝し、125―57で勝利。観客1万1624人を動員し、125得点を挙げたが、守備の手応えが評価された。

ディフェンスを重点に置き、激しい守備で相手を押し込んだ。スチール数も19個を記録し、常に高い守備力を維持した選手たちが活躍した。

選手交代でも守備は落ちず、恩塚監督も選手たちのスタンダードの高さを評価。日本女子バスケ代表の守備の強さが光った試合となった。

バスケットボール女子の強化試合は4日、東京・有明アリーナで行われ、パリ五輪に出場する世界ランキング9位の日本は、26位のニュージーランドに125―57で大勝した。

国内の女子日本代表戦で最多となる1万1624人を動員した一戦。125得点と大量得点を挙げたものの、メンバーが口をそろえたのは57点に抑えた守備への手応えだった。

ディフェンスの確認を重点に掲げ、第1クオーターから激しくディフェンスを仕掛けた。相手がもたつけばダブルチームでプレッシャーをかけ、思うように攻撃させなかった。馬瓜エ(デンソー)と囲んでボールを奪い取るなど第1クオーターだけで2つのスチールを奪った町田(富士通)は「アグレッシブにディフェンスできた」とうなずいた。

チームでスチールはニュージーランドの4個を大きく上回る19個。目まぐるしく選手が入れ替わる中、40分間、守備で高い質を保ち続けた。「守備がうまくできていないときにメンバーチェンジした選手が『私がやる』とスタンダードを上げた」。恩塚監督も目を細めた。(石原颯)