【ラグビー】パリオリンピックの日本代表内定選手発表。男子は石田吉平、女子は平野優芽が主将に。

AI要約

男女セブンズ日本代表の内定選手12人ずつが発表された。男子主将は石田吉平で、女子主将は平野優芽。

男子では東京五輪経験者や新人など幅広いメンバーが選ばれた。選外となった選手も悔しさを口にした。

女子では中村知春ら、経験豊富な選手が選ばれ、若手もチームに加わった。バックアップメンバーも発表された。

【ラグビー】パリオリンピックの日本代表内定選手発表。男子は石田吉平、女子は平野優芽が主将に。

 日本ラグビー協会は7月4日、パリオリンピックの男女セブンズ日本代表の内定選手を発表した。選ばれたのは、男子、女子各12人。

 男子は12人の中で唯一東京五輪を経験した石田吉平が主将に指名された。石田は「日本の主将としてハードワークし続け、日本のスタイルのFAST&BRAVEを貫き、メダルを獲得したいと思います」とコメントを残した。

 前回大会ではバックアップメンバーだった津岡翔太郎と野口宜裕は、その悔しさを胸にフランスへと乗り込む。

 最年少は近大4年の植田和磨。大学生でただ一人選出された。

 セブンズチャレンジャー終了後にチームに加わったケレビ ジョシュアが32歳の最年長でメンバー入りした。

 最終候補からはキャプテン経験のある林大成、東京五輪出場メンバーの加納遼大が落選。悔し涙をのんだ。

 また、吉澤太一と主将経験もある東京五輪出場メンバーの本村直樹がバックアップメンバーに回った。

 女子は平野優芽主将をはじめ、堤ほの花、原わか花、松田凜日といった東京五輪を経験したメンバーが4人選ばれた。

 最多の69キャップを持つ中村知春も2大会ぶりのメンバー入りを果たした。

 ワールドセブンズシリーズでドリームセブンに複数回選ばれるなど好調の中村は、「少し短い3年間での五輪準備でしたが、東京五輪後のアジアシリーズで中国にリベンジを果たし、コアチーム昇格を苦労して掴み取り、ワールドシリーズではトップ8の壁を破って新たな景色を見た、非常に濃い3年間でした。五輪と同じくらい、もしくはそれ以上に重要だったこれらの大会をともに戦ってきたサクラセブンズのスコッドメンバー全員にリスペクトと感謝の気持ちを持って、大会に臨みたいと思います。個人としては桜の物語の最終章に、そしてサクラセブンズとしては世界の強豪入りへの新たな1ページとなるよう、結果にこだわって大切に戦ってきます」とコメントした。

 東京山九フェニックスからは4人が選出され、立教大2年の西亜利沙は最年少での選出となった。

 また、大竹風美子と辻﨑由希乃がバックアップメンバーに回った。

〈パリ2024オリンピック ラグビー男子日本代表〉*◎=キャプテン

石田 吉平◎(横浜キヤノンイーグルス/19caps)

石田 大河(日本ラグビー協会/浦安D-Rocks/23caps)

植田 和磨(近大4年/5caps)

奥平 湧(日本ラグビー協会/三菱重工相模原ダイナボアーズ/17caps)

ケレビ ジョシュア(豊田自動織機シャトルズ愛知/7caps)

古賀 由教(リコーブラックラムズ東京/14caps)

谷中 樹平(トヨタヴェルブリッツ/10caps)

津岡 翔太郎(日本ラグビー協会/コカ・コーラボトラーズジャパン/23caps)

野口 宜裕(セコムラガッツ/35caps)

福士 萌起(日野レッドドルフィンズ/27caps)

松本 純弥(日本ラグビー協会/浦安D-Rocks/16caps)

丸尾 崇真(日本ラグビー協会/神奈川タマリバクラブ/19caps)

バックアップメンバー:本村 直樹(三重ホンダヒート)、吉澤 太一(日本ラグビー協会/レッドハリケーンズ大阪)