今永昇太が激白「こんなもんじゃない」 心掛ける“2つの選択肢”「まだ自分はできる」

AI要約

カブスの今永昇太投手がフィリーズ戦に先発し、6回3失点の投球を見せた。

今永は2本塁打を浴びるなど苦しい展開だったが、自分の成績には満足していない様子。

球宴出場については冷静に捉え、次戦に向けて準備を進めている。

今永昇太が激白「こんなもんじゃない」 心掛ける“2つの選択肢”「まだ自分はできる」

【MLB】フィリーズ 5ー3 カブス(日本時間4日・シカゴ)

 カブスの今永昇太投手が3日(日本時間4日)、本拠地でのフィリーズ戦に先発登板し、6回86球6安打3失点の投球で勝ち負けはつかなかった。チームは3-5で敗戦。フィリーズ打線は「素晴らしい選手たちが揃っている。無駄なことを考えずに」と平常心でマウンドに上がっていた。

 2被弾が響いた。1点をもらった直後の3回、マルシャンに左中間へ同点ソロを浴びると、再び1点リードで迎えた6回にはボームに一時逆転の2ランを浴びた。

 降板後は「やはり流れも何もないところから流れを作り出せるというのがメジャーの打線だなというのは感じている。自分の中でもし良かった点があるとするならホームランの後に点を取られなかったというところ。そこを自分としてはプラスに捉えたいなと思う」と懸命に前を向いた。

 6回3失点の投球だったが「よく3点で収まったなという感じですかね。ハードヒットも多かったですし、6、7点取られてもおかしくない展開だった。運もあって、ギリギリのところでこの点数に収まったなという感じです」と反省の言葉を並べた。

 メジャー1年目の今季はここまで16試合に登板して7勝2敗、防御率3.16と奮闘しているが「そこそこできたなという意見と、こんなもんじゃないという意見があります」と強い気持ちで振り返る。

「自分自身、いつも答えを2つ持つようにしていて、1つは客観的に見た自分。客観的に見れば(今の)自分の実力からすれば、もしかしたらよくやったと言ってくれる人もいるかもしれない。もう1つの答えは、そうは思いたくない。まだ自分はできるんだと思いたい」

 メジャー挑戦1年目での球宴出場について問われると「それを判断するのは自分ではない。もっと内容の良い登板であればよかった。僕が決められることではないので、あまり考えていません」と冷静に回答。「全て含めて野球。相手がいることで自分たちの100%が通じない時もある」と“野球哲学”を口にして、次戦に備えた。