大坂なおみ 6年ぶりウインブルドン勝利 大大大“ブレーク合戦”制し、世界53位撃破

AI要約

ウインブルドン選手権はロンドンで開幕し、大坂なおみが5年ぶりの復帰戦で勝利を収めた。

大坂は第1セットを6-1で奪取し、第2セットを失うも、第3セットで逆転勝利を果たす。

大坂は過去の最高成績を更新するべく、ウインブルドンでの挑戦を続けている。

大坂なおみ 6年ぶりウインブルドン勝利 大大大“ブレーク合戦”制し、世界53位撃破

 ◇ウインブルドン選手権 大坂なおみーディアヌ・パリ(2024年7月1日 オールイングランド・クラブ)

 テニスの4大大会第3戦、ウィンブルドン選手権は1日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで開幕した。

 女子シングルス1回戦で、元世界ランキング1位(現113位)の大坂なおみ(フリー)は、世界ランク53位のディアヌ・パリ(フランス)と対戦。2019年以来、5年ぶりのウインブルドン復帰戦となった試合で、見事な勝利を収めた。

 第1セットは、第4ゲーム、第6ゲームをブレークするなど格の違いを見せて6-1で奪取。ファーストサーブが決まった際は100パーセント得点に結びつける確実性を見せた。

 第2セットは逆に第2ゲーム、第6ゲームをブレークされて1-6で奪われた。第3セットも流れは変わらず、第1ゲームをブレークされると、大坂はボールを叩きつけて悔しがった。第2ゲームは逆にブレークバックで奪い返えしたが、第3ゲームはまたもブレークで返される“ブレーク合戦”。それでも大坂は第6ゲームを再びブレークする粘りで、第10ゲームもブレークで奪い、6-4で試合を決めた。

 過去3度出場のウインブルドン最高成績は2017、18年の3回戦。「生涯グランドスラム」が目標と公言する大坂にとって、ウインブルドンは高いハードルでもあるが、見応えのある復帰戦となった。

 出産を経て今年1月からツアーに復帰。5月の全仏オープンでは現ランキング1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)をマッチポイントまで追い込むなど1―2で敗れはしたが、完全復活を印象づけていた。先月のベルリン・レディース・オープンでも、世界8位のジェン・チンウェン(中国)の前に1―2と、コンディション面が戻りつつあることを証明した。

 また、大坂はパリ五輪シングルス代表として2大会連続2度目の出場も決めている。