出場時間への不満を認めるも…前を向くトニー「人々は“控え選手”と呼ぶが、“仕上げ役”と呼ぶ人もいる」

AI要約

イングランド代表のFWイヴァン・トニーがEURO2024での出場時間についてコメント。粘り強さとチームプレイへの意識を示す。

トニーは限られた出場時間に対し、チャンスを掴む覚悟を持ちつつ、常に準備を怠らない姿勢を示す。

プロフェッショナルとしての責任感を強調し、控え選手の重要性を訴えるトニーの姿勢。

出場時間への不満を認めるも…前を向くトニー「人々は“控え選手”と呼ぶが、“仕上げ役”と呼ぶ人もいる」

 イングランド代表の一員としてEURO2024に参加中のFWイヴァン・トニー(ブレントフォード)が、自らの限られた出場時間について言及した。3日、イギリスメディア『BBC』が同選手のコメントを伝えている。

 グループCを1勝2分の首位で突破し、決勝トーナメント進出を決めたイングランド代表。開幕前から優勝候補と謳われていた”スリーライオンズ”だったが、ここまでは本来のパフォーマンスを発揮できておらず、多くの批判を受ける事態に。それでも延長戦の末にスロバキア代表とのラウンド16を制して準々決勝に進出。続くスイス代表戦を6日に控え、トニーが会見に出席した。

 今大会4試合を消化した現時点で、わずか1試合の出場にとどまっているトニー。唯一ピッチに立ったスロバキア代表戦では、90+4分に途中投入で出場を飾り、同点弾のアシストをマークしながら最終的に延長戦を含む約30分間プレーした。指揮官であるガレス・サウスゲート監督から、当時の様子を「うんざりしていた」と表現されたトニーは、限られた出場時間について「クラブで毎週プレーしている僕たち全員にとって、厳しいことだ」と心境を明かしている。

 一方で、「僕は以前にも同じ立場だったことがあるし、チャンスがあればそれを掴むつもりだ」とコメント。チームに帯同しているスポーツ心理学者と感情をコントロールする方法を話し合っていると述べつつ、「確かにイラついたけど、まだ30分もサッカーがあるんだから、その気分から抜け出して集中しなければならなかった」と当時を振り返った。

 また、「人々は“控え選手”と呼ぶが、“仕上げ役”と呼ぶ人もいる。大会で優勝するためには準備が万端でなければならず、11人以上の選手が必要だと思う」と力強く主張している。