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ますます分からなくなったイングランド代表のベストイレブン フォーデン、サカ、ケインら難しい起用法
イングランド代表がEURO2024ベスト8入りを決め、選手起用に悩む状況にある。
2列目の選手構成に問題があり、前線にスペースを突く選手不足が指摘されている。
フォーデンの外し方や3バック採用など、サウスゲイト監督の起用法に注目が集まっている。
![ますます分からなくなったイングランド代表のベストイレブン フォーデン、サカ、ケインら難しい起用法](/img/article/20240703/6684910a04816.jpg)
ジュード・ベリンガムの劇的同点弾もあり、何とかEURO2024ベスト8入りを決めたイングランド代表。
しかし、喜んでばかりもいられない。ベスト16のスロバキア戦では交代で入ったFWイヴァン・トニー、MFエベレチ・エゼといった選手がインパクトを残しており、ますますイングランドのベストイレブンが分からなくなってきた。
英『FourFourTwo』が問題視するのは、ブカヨ・サカ、ジュード・ベリンガム、フィル・フォーデンが並ぶ2列目の構成だ。代表監督のガレス・サウスゲイトはこの3人の先発を継続しているが、効果を発揮しているとは言えない。
同メディアは、前線に足下でボールを受けたがる選手ばかり揃っている点を問題視している。
「フォーデン、サカ、ケイン、ベリンガムを並べるのは豪華かもしれないが、この構成ではスペースへ走る人間がいない。全員がボールを足下に置きたがる。相手の守備ブロックを前後に広げる選手がいないのだ」
今回は選外となっているが、マーカス・ラッシュフォードやラヒーム・スターリングといった選手がいれば、裏に抜ける動きを増やせたかもしれない。ベンチにはアストン・ヴィラFWオリー・ワトキンスが控えているが、ケインを外す案は存在しないため、スタメンに組み込むのは難しいだろう。スペースを突く役割は誰が担うのか。
結果論ではあるが、同メディアはフォーデンがベンチへ下がってからの方が攻撃はスムーズだったと見ている。フォーデンはジョゼップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・シティで圧巻の活躍を見せているが、グアルディオラはシステムを構築する天才だ。クラブより連携を構築しにくい代表チームで、あのパフォーマンスを期待するのは無理な話なのかもしれない。
果たしてベスト8のスイス戦へサウスゲイトは何を思うのか。3バックの採用も1つのオプションになるはずで、ベストプレイヤーをピッチに並べるだけの起用法は見直す必要がありそうだ。