細谷真大、U-23アジア杯での課題“決定力改善”でゴール量産へ「パリ五輪で同じようなことにならないように」
U-23日本代表に選出された細谷真大がパリ五輪での点取りを誓い、決勝進出と金メダル獲得を目指す姿勢を示す。
決定力不足を認識し、攻撃の選手としての責任を強く感じている細谷は、チームの勝負強さを強調し、パリ五輪での期待に応えたいと語る。
オーバーエイジを含まない若手選手たちで挑むパリ五輪において、細谷は個人のゴール量産とチームの金メダル獲得に意気込みを示す。
パリオリンピックに臨むU-23日本代表に選出された柏レイソルの細谷真大が点取り屋としての躍動を誓った。
JFA（日本サッカー協会）は3日、パリ五輪に臨むU-23日本代表メンバーを発表。登録メンバー18人に選ばれた細谷は、その後、関東圏の6選手たちで行われたU-23日本代表選出選手記者会見に出席し、メディア対応を行った。
5月に行われたU-23アジアカップでは準々決勝のカタール戦、準決勝のイラク戦でゴールを奪い、パリ五輪の出場権獲得に貢献したものの、大会を通しては“決定力不足”も指摘された細谷。それは自身も認識にしており、本大会に向けては「攻撃の選手として責任をもって、パリで同じようなことにならないように取り組んでいけたら。そういう後悔がないようにやっていけたらと思います」と語る。
それでもU-23アジアカップではチームを通じて、「勝負強さがついた」。実際、決勝戦のウズベキスタン戦では、相手の堅守に苦戦し前半はシュート1本のみ、決定機なしで終えながらも後半アディショナルタイムのゴールで栄冠を手にした。「それをパリ五輪で見せられれば、メダルというチャンスも出てくると思います。そこは自信を持ってやっていけたらと思います」と語る。
迎える本大会では今回オーバーエイジなしで挑むこととなった。そのことについて問われると、「OAは特に気にしていないですけど、自分たちを信じてやれば良い結果がついてくるかなと思います。ほぼ全員の能力は一人ひとり把握していると思っていますし、そこはメリットしかないと思うので、そこをうまく活かせたらと思います」と前向きな言葉を口にした。
大岩剛監督はメンバー発表会見でパリ五輪での目標について“決勝進出”と“金メダル”を掲げた。細谷も同様に「（金メダルは）すごく取りたいと思っています。個人としては数多くのゴールを奪うこと、チームとしては金メダルを取ることを目標に頑張りたいと思います」とゴール量産と金メダル獲得に意気込んだ。
U-23日本代表はこの後、17日にホスト国のU-23フランス代表との親善試合を実施。本大会では、U-23パラグアイ(24日)、U-23マリ(27日)、U-23イスラエル代表(30日)と戦う。
