平河悠、“夢の舞台”パリ五輪での躍動へ! 「町田でやってきたものは浸透している。必ず良いものが出せる」

AI要約

山梨学院大学出身の平河悠が、パリオリンピックに臨むU-23日本代表に選出されたことを喜び、意気込みを語る。

平河は自身の代表入りをまだ実感しておらず、五輪出場は遠い存在だと感じていたが、チャンスを掴むために努力してきた経緯を振り返る。

今季は町田ゼルビアでJ1昇格に貢献し、パリ五輪では自身の強みを生かして日本代表入りを目指す意欲を示す。

平河悠、“夢の舞台”パリ五輪での躍動へ! 「町田でやってきたものは浸透している。必ず良いものが出せる」

パリオリンピックに臨むU-23日本代表に選出されたFC町田ゼルビアの平河悠が意気込みを語った。

JFA(日本サッカー協会)は3日、パリ五輪に臨むU-23日本代表メンバーを発表。登録メンバー18人に選ばれた平河は、その後、関東圏の6選手たちで行われたU-23日本代表選出選手記者会見に出席し、メディア対応を行った。

メンバー入りを果たしたことについて、「実感というのもまだ沸いてきたかなというくらい。自分の立ち位置もわかっていなかったのでホッとした気持ちもありました」と語る平河。「夢の舞台というかちょっと遠い存在だった」と語るように、自身が五輪に出場することは想像していなかったという。

山梨学院大学在学中の2021年9月に2023シーズンからの町田加入内定を勝ち取り、特別指定選手としても承認を受けた平河。五輪についても「プロに決まったときも自分がパリ世代という認識もしていませんでした」と語るほど代表への縁もなかった。それでも昨年6月の欧州遠征でU-22日本代表に初選出され、今回見事にパリ五輪メンバー入り。この自身のキャリアについて「今後、縁がないと思っている人もチャンスがあるのかなと思える選手になれたら」と意気込む。

平河はパリ五輪を「個人的にも大事な大会になる」と語る。「今季、町田でやってきたものはしっかり自分の中で浸透しているので、その特徴を出すプラス代表のコンセプトであったり、今までやってきた積み重ねの部分を出していければ、必ず良いものが出せるかなと思います」と自信も見せる。

在籍する町田では、昨季リーグ戦35試合6ゴール4アシストと躍動し、クラブ初のJ1リーグ昇格に貢献。今季もここまで18試合2ゴール4アシストと昇格初年度で首位に位置するチームの欠かせない存在になっている。

自身の強みは「好守においての対人能力とハードワークをするところ」。「守備のタスクは自分は誰よりもできると思うので、90分間ハードワークできる部分も出したい」と意欲する平河。パリ五輪の先には日本代表も視野に入っている。「(日本代表は)自分の最終目標でもあるので、まずはこのパリ五輪でやって、次も食い込んでいけるような大会にしていきたい」と口にした。

なお、一部報道で伝えられている海外移籍の噂については、「今はちょっと答えられないです」と明言を避けている。