【ONE】「FF68」は神回!プラジャンチャイ2冠、スーパーレック宣戦布告、パコーンはKO

AI要約

アジア最大の格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」のフライデーファイツ68大会が開催された。

メインイベントではストロー級キックボクシング世界王座決定戦が行われ、新たな王者が誕生した。

日本人選手も活躍し、観客席には三浦孝太なども姿を見せた。

<ONEチャンピオンシップ:フライデーファイツ68大会>◇28日◇タイ・ルンピニースタジアム

 アジア最大の格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」の3ブランドのうち、「フライデーファイツ(FF)68」が28日、ムエタイの聖地ルンピニー・スタジアムで行われた。

 ONE・FFは登竜門的な大会といわれるが、今回はまさかの「神回」。メインイベントでは空位だったストロー級キックボクシング世界王座決定戦が行われ、同ムエタイ世界王者プラジャンチャイ・PK・センチャイ(29=タイ)が判定3-0で前王者ジョナサン・ディベラ(27=イタリア/カナダ)に勝利。キックボクシング&ムエタイの2冠王となった。

 またセミファイナルには今年1月に武尊とも戦ったスーパーレック・キアトモー9(28=タイ)が登場。フライ級ムエタイで、元ラジャダムナンスタジアム認定王者でONEでは7連勝中だったこちらも強豪のゴントーラニー・ソー・ソンマイ(27=タイ)に判定3-0で勝利した。

 スーパーレックは9月の「ONE168デンバー大会」では階級をバンタム級に上げ、同級ムエタイ&キックボクシング世界王者ジョナサン・ハガティー(英国)のムエタイ王座に挑戦する。スーパーレックはゴントーラニーに勝利した後のリングで「ハガティー! デンバーでの試合はお前にとって簡単なものにはならないぞ」と宣戦布告した。

 日本でもおなじみの元ルンピニー、ラジャダムナン両スタジアム王者パコーン・PK・センチャイ(33=タイ)は、バンタム級ムエタイでラフィ・ボーヒック(32=フランス)に1R2分15秒、相手キックをキャッチしての右パンチで衝撃KO勝利を収め、ボーナスを獲得した。

 日本人では第1試合の143ポンド(約64・86キロ)契約ムエタイに登場した橋本亮汰(34=NEXT LEVEL渋谷、日本ではテレカ∞として活躍)が、強烈な右で上野優翔(21)に1RKO勝利。ストロー級(約56・7キロ)MMAの若林耕平(29=コブラ会)、132ポンド(約59・87キロ)契約キックボクシングの坂口魁斗(22=立志會館)も、それぞれ判定勝利した。

 観客席には三浦孝太がロッタン・ジットムアンノンと一緒に観戦する姿もあった。

 ◇主な試合◇

 ▼第1試合(143ポンド契約ムエタイ)

 ○橋本亮汰(NEXT LEVEL渋谷) 1R2分5秒KO(右パンチ) ×上野優翔

 ▼第2試合(ストロー級MMA)

 ○若林耕平(コブラ会) 判定2-1 ×サンラン・ガーシー(中国)

 ▼第3試合(132ポンド契約キックボクシング)

 ○坂口魁斗(立志會館) 判定3-0 ×ラン・シャンテン(中国)

 ▼第7試合(バンタム級=65・77キロムエタイ)

 ○パコーン・PK・センチャイ(タイ) 1R2分15秒KO(右パンチ) ×ラフィ・ボーヒック(フランス)

 ▼第11試合(フライ級=61・23キロムエタイ)

 ○スーパーレック・キアトモー9(タイ) 判定3-0 ×ゴントーラニー・ソー・ソンマイ(タイ)

 ▼第12試合(ストロー級キックボクシング世界王座決定戦)

 ○プラジャンチャイ・PK・センチャイ(タイ) 判定3-0 ジョナサン・ディベラ(イタリア/カナダ)