【磐田】古川陽介が圧巻のダメ押し弾!チームも4試合ぶりの白星を挙げる

AI要約

ジュビロ磐田のMF古川陽介(20)が素晴らしいゴールで完勝劇を演じた。

古川は前節までの無得点から、50メートルのドリブルを決めて感極まり、涙する場面も見られた。

チームは古川の活躍もあり、4試合ぶりの白星を挙げ、素早い守備で10試合ぶりの無失点を記録した。

<明治安田J1:磐田3-0東京V>◇第20節◇26日◇ヤマハ

 ジュビロ磐田のMF古川陽介(20)が度肝を抜くゴールで完勝劇を締めくくった。2点リードで迎えた後半追加タイム。自陣でボールを受けると、ドリブルで持ち上がった。左サイドを駆け上がりながら相手3人を引きつけると、DFの間を抜きながらエリア内に進入。シュートブロックにきた相手もかわし、右足でゴール右隅に流し込んだ。

 約50メートルのドリブルで4人抜きのゴール。古川は「あの体勢からなら抜ける自信はあった。イメージ通りだった」と自画自賛した。

 リーグ戦での得点はJ2だった昨年7月5日のツエーゲン金沢戦以来約1年ぶり。J1では一昨年の10月12日の横浜Fマリノス戦以来、623日ぶりとなった。「自分では最後のシュートを決めきることができていなかった」。今季は前節まで15試合出場で無得点。直近2試合はメンバー外の悔しさを味わった。ゴール直後は雄たけびを上げながら感情を爆発させ、「ふとした時に思い悩むことがあったので…。決めた瞬間は泣きそうになりました」と感慨に浸った。

 くすぶっていた20歳が会心のゴールで勝負を決定付け、チームも4試合ぶりの白星を挙げた。守備も素早い出足と球際での攻防で競り勝ち、10試合ぶりの無失点。文句のつけようがない完勝だった。【神谷亮磨】