他球団が欲しがっている!? パ・リーグのトレード注目投手(4)ロッテの候補に挙がるのは…?

AI要約

小野郁はプロ野球投手として活躍しているが、右肘手術からの復帰を目指している。

彼は西日本短大付高で注目を集め、プロ入り後に楽天からロッテに移籍し、成績を伸ばしている。

昨シーズンは怪我で不振が続いたが、復帰を果たし、再び一軍でのプレーを目指している。

他球団が欲しがっている!? パ・リーグのトレード注目投手(4)ロッテの候補に挙がるのは…?

 レギュラーシーズンの前半戦を終えようとしている2024年シーズンのプロ野球。そんな中、主力選手の故障離脱など各球団で多くのアクシデントが発生しており、今季もトレード可能期間である7月31日まで活発な動きが予想される。ここでは、他球団から注目される可能性を秘めたパシフィック・リーグの投手を紹介したい。

投打:右投右打

身長/体重:175cm/78kg

生年月日:1996年10月23日

経歴:西日本短大付高

ドラフト:2014年ドラフト2位

 2022年の活躍は目を見張るものがあった小野郁。右肘の手術から一軍復帰を目指している。

 西日本短大付高では投手としての実力は無論、バットでも高校通算25本塁打を記録。その後、2014年ドラフト会議で東北楽天ゴールデンイーグルスから2位指名を受け、プロ入りを果たした。

 だが、楽天では芽が出なかった。在籍5年間で毎年一軍のマウンドには上がっていたものの、主戦場はファームに。そんな中、FAで楽天に入団した鈴木大地の人的補償として、2019年オフに千葉ロッテマリーンズに移籍した。

 この移籍が、小野にとってプラスに作用した。2020年~2022年は3年続けて開幕一軍を掴み取り、40試合以上に登板。特に2022年は44試合の登板で18ホールドポイント、防御率1.99と圧巻の成績をマークした。

 昨季も開幕一軍で迎えた小野。しかし、5月に右肘鏡視下クリーニング手術を受け、同年の登板は10試合のみ。5月以降はリハビリに費やす期間となった。

 今季はすでにファームで実践復帰。ただ、復帰直後というのもあり、安定感は取り戻せていない。

 それでも、2022年の投球が一軍で通用していたのは確かだ。貢献度を考えると可能性は低いものの、トレードの可能性はゼロではないだろう。