浦和DFショルツ、カタール1部アルワクラ移籍が有力 主将の酒井宏樹に続き、副主将も海外移籍の可能性

AI要約

浦和のデンマーク人DFアレクサンダー・ショルツ(31)がカタール1部アルワクラへの移籍が有力となったことが24日、分かった。

アレクサンダー・ショルツは浦和で活躍し、リーグやカップで優勝に貢献してきた選手であり、アルワクラへの移籍に前向きな姿勢を示している。

アルワクラはスペイン人監督の下で順位を上げ、アルジャヌーブ競技場を本拠地とするクラブである。

浦和では、主将と副主将が相次いで海外移籍を果たす異例の事態となっている。

アレクサンダー・ショルツはデンマーク出身で、浦和では重要な役割を果たしており、デンマーク代表にも選出された経歴を持つ選手である。

浦和DFショルツ、カタール1部アルワクラ移籍が有力 主将の酒井宏樹に続き、副主将も海外移籍の可能性

 浦和のデンマーク人DFアレクサンダー・ショルツ(31)がカタール1部アルワクラへの移籍が有力となったことが24日、分かった。関係者によると、完全移籍のオファーを受け、本人は前向き。交渉は大詰めを迎えている。

 189センチの長身センターバックは21年夏にデンマーク1部ミッティラントから加入。同年の天皇杯や昨年のACLで優勝に貢献し、昨季はJリーグベストイレブンに輝いた。今季は副主将を務め、守備の要としてここまでリーグ13試合に先発出場してきた。

 アルワクラは昨年12月からスペイン出身のゴンザレス監督が指揮し、23―24年はリーグ14チーム中4位。日本代表が22年カタールW杯の決勝トーナメント1回戦でクロアチアに敗れたアルジャヌーブ競技場を本拠地とする。

 浦和では、主将の元日本代表DF酒井宏樹がオーストラリア1部・Aリーグに来季から新規参入するオークランドFC(ニュージーランド)への移籍が決定的となっており、24日に海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のためチーム離脱が発表された。近年チームをリードしてきた主将に続き、副主将が海外移籍となれば極めて異例の事態となる。

 ◆アレクサンダー・ショルツ 1992年10月24日、デンマーク・コペンハーゲン出身。31歳。母国のヴェイレでキャリアをスタート。ストヤルナン(アイスランド)、ロケレン、スタンダール、クラブ・ブリュージュ(いずれもベルギー)を経て、18年からミッティラント(デンマーク)でプレー。20年に欧州CLに出場、得点を挙げ、20―21年に同国1部のMVPを獲得。21年夏に浦和加入。同年の天皇杯、23年にACLを制覇。J1通算94試合14得点。2020年にデンマーク代表に選出(出場なし)。右利き。189センチ、84キロ。