珍しく自画自賛!?大谷翔平、絶好調すぎて「右も左も関係ない」古巣エ軍から22号で本塁打&打率2冠

AI要約

ドジャース・大谷翔平投手が古巣エンゼルスとの対戦で22号2ランを含む2安打2打点の活躍。2戦連発で22号ホームランを達成し、打率も3割2分2厘で2冠に浮上。

大谷はエンゼルスを相手に好調を維持し、2戦連続のホームランと22号本塁打で全球団制覇。自信をのぞかせる言葉や自己最長の6試合連続打点など目立つ数字を残した。

打席では構えが安定し、球種をしっかり把握することが成功の要因と語る大谷。左右の投手にも自信を持ち、誰も止められない無双状態に入っている。

珍しく自画自賛!?大谷翔平、絶好調すぎて「右も左も関係ない」古巣エ軍から22号で本塁打&打率2冠

◆米大リーグ ドジャース2ー3エンゼルス(21日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が21日(日本時間22日)、本拠地・エンゼルス戦に「1番・DH」でフル出場し、初の古巣との対戦で先取点となる22号2ランを放つなど2安打2打点、2四球で全4打席で出塁した。2戦連発で22発、打率も3割2分2厘でリーグトップの2冠に浮上し「打つべくして打っている」と珍しく自画自賛。古巣からのアーチで28球団制覇。本塁打なしの球団はフィリーズ、カージナルスの2球団のみになった。

 誰にも止められない。大谷を知り尽くしたエンゼルスですらも攻略できなかった。両軍無得点の5回2死一塁。左腕・ムーアの直球を振り抜くと、中堅右へ飛距離455フィート(約139メートル)の22号特大2ランで先取点をたたき出した。感触はバッチリで「今日もよかったですね、打った瞬間に入るとは思った。最近は打つべくして打っていると思う。感覚的には4、5月より全然いい」と自画自賛だ。

 レギュラーシーズンでは初対戦だった古巣。試合前にはモニアク、アデルらとハグを交わして健闘を誓い合った。6年間袖を通した赤いユニホームを初めて敵にしたが「ホームだったのでそこまで気にすることはなかった。エンゼルスタジアムに行けばまた違うのかな」と集中していた。

 先発左腕・サンドバルから2四球を選ぶなど2安打で全4打席で出塁。2戦連発22号は2位のオズナ(ブレーブス)に2本差をつけ、打率3割2分2厘もトップに浮上し2冠だ。直近6試合で5発で、23打数12安打で打率5割2分2厘。大谷の口からは珍しく“絶好調宣言”が出た。

 試合には敗れたが、好調の理由を問われ「構えが安定しているのと、ストライクゾーンがしっかり把握できていることじゃないかなと思う。それが結果的に甘い球をしっかり打つことにつながっている」と分析。打席に入る際にバットを地面に置くようにして立ち位置を確認するルーチンもハマり、球種に関しても「そこまで大きく張らなくてもある程度カバーできる範囲が広い」と、自信をのぞかせ、3発連続左腕からのアーチ。相手投手の左右も「しっかり構えることが大事だと思うので、そこさえできていればあまり右も左も関係ない」。囲み取材で大粒の汗を流しながら言い切った。

 6試合連続打点は自己最長。古巣からの一発で全球団安打を達成し本塁打も28球団目となった。得意の6月にリーグ最多タイの月間8本塁打。誰も止められない無双状態に入りつつある。(安藤 宏太)