GK大迫が好守で広島の今季初“ウノゼロ”勝利に貢献、DF塩谷も太鼓判「もっとよくなっていく」

AI要約
柏が広島に0-1で敗れるも、GK大迫の活躍で失点とろくに許さず大迫のプレーは堅守を象徴し、チームを支える存在として評価される失点数がかさんでいる中、大迫は3試合ぶりの無失点で勝利に貢献
GK大迫が好守で広島の今季初“ウノゼロ”勝利に貢献、DF塩谷も太鼓判「もっとよくなっていく」

[6.22 J1第19節 柏 0-1 広島 三協F柏]

 前半33分にFWドウグラス・ヴィエイラが挙げたゴールを耐え抜いた。3日前の横浜FM戦は10人になってからでも勝ち越し点を奪いリードしたが、後半42分、45分に立て続けにゴールを奪われて逆転負け。サンフレッチェ広島は、同じ轍を踏まなかった。

 立ち上がりは柏レイソルにチャンスをつくられ、1-0とリードして迎えた後半も相手に押し込まれた広島。そこでチームを何度も救ったのが、今月行われたW杯アジア2次予選のシリア戦でも先発に名を連ねた日本代表GK大迫敬介だ。

 柏のこの試合最大の決定機となった後半19分、左サイドDFジエゴがファーサイドにクロスを入れて、右サイドのMF山田雄士がヘディングで中央へ。MF高嶺朋樹が左足で合わせたが、GK大迫が反応してCKへと逃れた。「最後まで我慢して体勢崩さないプレーは自分の強み」という自らの言葉を体現した形だ。

 また、同30分に縦パス2本でFW木下康介が素早くフィニッシュまで持ち込んだ場面では、逆をつかれながらも左腕1本でシュートを弾いてみせた。

 1試合平均0.82失点、リーグ2位の堅守を誇った昨シーズンに比べると、今シーズンは1試合平均1失点と失点数がかさんでいる。

「(今シーズンは)失点をしてしまっていて、FWの選手だったり、チームメイトに助けてもらうゲームが多かった」と、3試合ぶりの無失点で勝利に貢献したことを24歳のGKはよろこんだ。

 3バックの右CBで柏の攻撃を跳ね返し続けていたベテランのDF塩谷司は、「安心して後ろを任せられる選手」とGK大迫を評する。

「日本を代表する守護神になっていくんだろうなっていうのは近くで見ていて思いますし、1試合1試合成長している。もっとよくなっていくと思います」と24歳の守護神に期待を寄せた。