【西武】33イニングぶり得点で連敗を5で止める 試合前フリー打撃行わず「昨日と違う流れに」

AI要約

西武は33イニングぶりに得点を挙げ、オリックスに4-2で勝利。連敗を5でストップした。

岸潤一郎外野手が3回に5号3ランを放ち、待望の得点で流れを引き寄せた。

隅田知一郎投手が7回を7安打1失点で投げ、5勝目を挙げた。渡辺GM兼監督代行は勝利を喜び、試合前練習について冗談交じりにコメントした。

【西武】33イニングぶり得点で連敗を5で止める 試合前フリー打撃行わず「昨日と違う流れに」

<西武4-2オリックス>◇22日◇京セラドーム大阪

 西武が33イニングぶりに得点を挙げ、連敗を5でストップした。

 21日のオリックス戦で得点を奪えず、32イニング連続無得点となり、球団ワースト記録を更新していた。渡辺久信GM兼監督代行(58)は「気分転換。昨日と違う流れに」と、試合前練習では通常野手陣が行うフリー打撃をあえて行わず、ティー打撃での練習だけにした。

 1回先頭の西川愛也外野手(25)がライトへの二塁打で出塁。2番滝沢夏央内野手(20)の犠打で1死三塁とチャンスを広げ、3番栗山巧外野手(40)の右犠飛で得点を奪った。14日DeNA戦(ベルーナドーム)の4回に奪って以来となる待望の得点で流れを引き寄せた。

 3回1死一、二塁では、プロ2度目の4番に座った岸潤一郎外野手(27)が、左翼席上段まで運ぶ5号3ランを放った。「飛距離的には飛んで入ったかなと思った。あとは切れるな」と願いを込めた打球はフェアゾーンへ飛び、点差を4点に広げる貴重な1発。2安打3打点で打線を引っ張った。

 投げては先発左腕の隅田知一郎投手(24)が7回7安打8奪三振1失点で試合をつくり、チームトップとなる5勝目を挙げた。「連敗中だったので、点を取ってもらうまで、ゼロを並べることを意識してマウンドに上がりました。四球もなかったですし、要所で三振も取れたのでよかった」と振り返った。

 渡辺GM兼監督代行は試合終了直後「涙が出てくるよ」と笑い、冗談を交えながら勝利を喜んだ。「きょうは、いい攻撃が序盤からできて主導権を握れた」とうなずいた。試合前練習については「ちょっとした流れを変えたいというところで。明日はバンバンやりますよ、今日だけですよ。ちょっとこう、流れを変えたかったのでやってみただけです」と話した。