【楽天】日本ハムと引き分け... 一時5点差を逆転も9回に則本が同点打浴びる 7回に宋が6失点炎上 フランコ満塁弾など9得点猛攻も

AI要約

楽天と日本ハムの試合は延長12回まで続き、最終的に9-9の引き分けに終わった。

両チームは激しい得点合戦を繰り広げ、一進一退の攻防が続いた。

試合は延長戦でも決着がつかず、楽天は今季2度目の引き分け、日本ハムは今季4度目の引き分けとなった。

【楽天】日本ハムと引き分け... 一時5点差を逆転も9回に則本が同点打浴びる 7回に宋が6失点炎上 フランコ満塁弾など9得点猛攻も

■プロ野球 日本ハム 9ー9 楽天(延長12回)(21日・エスコンF)

楽天が延長12回の末、日本ハムに引き分けた。楽天は今季2度目で31勝31の勝率5割、日本ハムは今季4度目の引き分け。

最終12回の攻撃、2死二塁の場面で浅村がレフト前ヒットを放つも2塁走者の田中和基は3塁ストップ。外野からの返球が逸れる間に2塁走者・田中和がホーム突入も惜しくもタッチアウト。リクエストも覆らずもう一歩のところで勝ち越しを逃した。その裏は11回から続投の渡辺翔太が無失点に抑えゲームセット。

楽天は1、2回に3得点を先制も7回、2番手・宋家豪が6失点を喫し逆転を許した。しかし8回にフランコの3号満塁弾、阿部寿樹の2号ソロ弾が飛び出し再び同点に。9回には辰己に勝ち越し打が飛び出し、一時5点差をひっくり返す再逆転を果たした。しかし9回裏、守護神・則本昂大が水谷に同点打を献上しゲームは延長戦に突入する。10回は鈴木翔天、11回は渡辺翔太が無失点に抑える好投を見せた。しかし打線が10得点目を挙げられず、両軍18得点の乱打戦は楽天にとって今季2度目の引き分けとなった。

先発・早川隆久は6回2失点の粘投を見せたが白星ならず。

楽天打線は1番ライト・小郷、2番ショート・村林、3番センター・辰己、4番ファースト・鈴木大、5番レフト・渡邊佳、6番サード・浅村、7番DH・フランコ、8番キャッチャー・太田、9番セカンド・小深田とオーダーを組んだ。

日本ハムの先発・山﨑福也に対する初回の攻撃、1番・小郷が甘く入った直球を捉えライト前への安打を放つとすかさず二盗。さらに2番・村林がセカンドへの進塁打でお膳立てし、3番・辰己がセンターへの先制打を放った。

楽天の先発は早川。今季交流戦では3試合計23回を投げ自責点1とチームの優勝に大きく貢献した。前回登板の6月14日、広島戦では10回を投げ無失点と圧巻の投球を見せている。

立ち上がり、1番・郡司を空振り三振に斬ると続く清宮、水谷も打ち取り三者凡退。

続く2回、先頭の6番・浅村が2球目の直球を捉え打球はレフトスタンドへ。今季6号弾で1点を追加した。その後も7番・フランコ、8番・太田が連続で四球を選ぶと9番・小深田のセカンドゴロで1死一、三塁のチャンス。ここで1番・小郷がセンターへの犠飛を放ちスコアは3ー0となる。

その裏、1死から5番・万波にレフト線への二塁打を許すと6番・上川畑に四球を与え1死一、二塁。ピンチを招くも後続を断った。

3回裏は先頭の9番・清水にサードへの内野安打、続く1番・郡司にレフト前ヒットなどで2死二、三塁のピンチ。ここで交流戦MVPを獲得した3番・水谷に2点適時打を献上し1点差に詰められる。

4回の攻撃は先頭の6番・浅村がこの日2本目となる安打で出塁も7番・フランコの三振に浅村の二盗失敗が重なり三振ゲッツー。続く8番・太田も凡退し、結果的に3人でこの回を終えた。

5回の攻撃、先頭の9番・小深田が四球を選ぶも二盗失敗でワンアウト。しかしそこから1番・小郷の四球、2番・村林のライト前ヒットで1死一、三塁のチャンスを演出。ここで先ほど先制打の3番・辰己が打席に入るもここはゲッツーに打ち取られ追加点ならず。

続く6回は4番・鈴木大が初球を捉えライト前ヒット。5番・渡邊佳の犠打でチャンスを作ると6番・浅村は敬遠され一、二塁。ここで7番・フランコはゲッツーに打ち取られこの回も無得点に終わった。

そして7回の守り、6回を91球、2失点で降板した早川に代わり2番手・宋が登板。立ち上がり、先頭の6番・上川畑に死球を与えると7番・松本剛の犠打、8番・水野の適時二塁打を浴び同点に追いつかれる。その後も日本ハムの猛攻は止まらず、2番・清宮に適時二塁打、さらに4番・レイエスに満塁弾を浴び、一挙6失点を喫した。

8回は2番手・マーフィーから先頭の2番・村林、3番・辰己の連打、5番・渡邊佳の四球で1死満塁の好機。続く6番・浅村が三振に斬られたところで日本ハムは3番手・ザバラへとスイッチした。ここで打席に入った7番・フランコは低めの直球を捉え左中間へ今季3号のグランドスラムを放つ。さらに太田の代打で入った阿部も、日本ハムの4番手・河野の立ち上がりをたたき、レフトへの2号ソロ弾。8ー8でゲームは再び同点に。

9回の攻撃は2番・村林が四球で出塁すると二盗でチャンスメーク。ここで3番・辰己がこの日2本目となる適時打を放ちこれが決勝打となる。

しかしその裏、守護神・則本が2人で2死まで追い込むも2番・清宮を自身の暴投で出塁させると続く3番・水谷にセンターの頭上を越える同点の適時三塁打を放たれゲームは延長へ。