ケガがなければもっと…。現役の「ガラスの天才」日本人選手(8)近年は離脱ばかり…。正念場のテクニシャン

AI要約

清武弘嗣は怪我に泣かされ続けている日本人選手の1人であり、これまで多くの怪我に見舞われてきた。

キャリアの中でセレッソ大阪や海外クラブで活躍し、才能を示したものの度重なる怪我に悩まされている。

現在34歳の清武にとって、今シーズンは重要なシーズンとなるだろう。

ケガがなければもっと…。現役の「ガラスの天才」日本人選手(8)近年は離脱ばかり…。正念場のテクニシャン

 サッカー選手に怪我は付き物だ。1度の大けがでもキャリアを左右されるものだが、その大けがを何度も繰り返してしまう選手もいる。今回は、キャリアの中であまりに多くの怪我に泣かされている現役の“ガラスの天才”日本人選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照

MF:清武弘嗣(きよたけ・ひろし)

生年月日:1989年11月12日

所属クラブ:セレッソ大阪

今季リーグ戦成績:6試合0ゴール0アシスト

 大分トリニータのアカデミーを経てトップチームに昇格した清武弘嗣は、プロ2年目の2009年にブレイクし、リーグ戦23試合に出場。翌シーズンにセレッソ大阪に加入すると、この年チームを退団した香川真司の穴を埋める活躍で、レギュラーに定着した。翌2011年はJリーグベストイレブンを受賞。2012年からは「桜の8番」を継承し、クラブのアイコンになるまでに成長している。

 この活躍が評価され、清武はニュルンベルクへ完全移籍で加入する。加入1年目の12/13シーズンにリーグ戦で2桁アシストを記録するなど、その才能は海外でも通用した。そして、翌シーズンのクラブ2部降格と同時にハノーファーへ移籍すると、14/15シーズンはリーグ戦32試合に出場し5ゴール5アシストと活躍した。

 しかし翌15/16シーズンからケガで離脱する頻度が多くなり、2度の右足骨折でリーグ戦21試合のみの出場に留まる。2016年の移籍後、出場機会を得られなかったセビージャから、翌年C大阪に復帰した後も怪我の頻度は収まらない。ハムストリングやふくらはぎの負傷で離脱期間が増え、シーズン通してプレーすることが出来ないシーズンが続いた。

 2020年からの2シーズンはほぼ全試合に出場したものの、2022年にも2度の負傷離脱、昨季はハムストリングの怪我でリーグ戦わずか2試合しか出場することが出来なかった。34歳で迎えた今季は、清武にとって正念場のシーズンとなるだろう。