相模原が戸田和幸監督を解任「監督としてチームを任せてくれたクラブに感謝」「サポーターは僕にとってまさに文字通り同志」 高橋健二HCが暫定指揮 | Jリーグ

AI要約

SC相模原は6月19日、戸田和幸監督を解任したことを発表。

戸田前監督のコメントやクラブの決断に関する内容が含まれている。

戸田前監督は苦しい時期も支えたサポーターに感謝の気持ちを述べ、チームの成長に期待を示した。

戸田前監督の経歴や成績、今季のチームの状況などが記載されている。

相模原が戸田和幸監督を解任「監督としてチームを任せてくれたクラブに感謝」「サポーターは僕にとってまさに文字通り同志」 高橋健二HCが暫定指揮 | Jリーグ

【国内サッカー 最新ニュース】SC相模原は6月19日、戸田和幸監督を解任したことをクラブ公式サイト上で発表した。

相模原が、戸田監督の解任に踏み切った。

相模原のクラブ公式サイトによると、戸田前監督は6月18日付で解任された模様。同サイトは併せて「本日のトレーニングから高橋健二ヘッドコーチが暫定的にチームの指揮を執ります」と、後任人事についても発表している。

また、クラブ公式サイトには次のように戸田前監督のコメントが掲載されている。

「昨日付けでSC相模原の監督としての責務から離れる事となりました。 1年半前『志を高く勇敢に大胆に』という言葉と共にスタートしたこのチームで自分と一緒に成長と成果の為に努力し挑戦し続けてくれた全ての人達に心から感謝しています」

「この世界で生き抜く為には常に結果が最重要となる中で成長にフォーカス出来る事は簡単ではありませんが、昨シーズンから共に目指し闘ってきてくれたスタッフと選手達に対しては長く勝てない期間があったにも関わらず、自分からの言葉を信じて勝ち抜いていけるチームになる為の土台作りに邁進してくれた事への感謝を忘れる事はありません」

「苦しかった昨シーズンを経て構築されてきたチームとしての土台と掴み始めた自信を持って2シーズン目に入りましたが、毎日の直向きな努力が成長に繋がっている事を実感出来る17試合でした」

「今シーズンここまで積み重ねてきた勝ち点はまさに昨シーズンからの積み上げと今シーズンのチームが続けてきてくれた努力の賜物だと言えます、そして今シーズンは基準を上げて更なる成長をと個人レベルから様々働き掛けも行ってきましたが、選手達はとても前向きな姿勢を持ち続け努力を続けてくれた事には感謝と尊敬の念しかありません」

「また今シーズンから新たに加わった選手達の適応と順応も各々タイミングは違えど進んできていた事は間違いなく、自分からのメッセージをしっかりと受け止めてここまで努力してくれてきた事に心から感謝しています。 クラブからはここから先のシーズンで勝ち点を積み上げられる可能性の部分で今回の決断が下されたと説明を受けましたが、自分にこのポジションで働く機会を与えてくれ1年半監督としての自分にチームを任せてくれたクラブには感謝しています」

「そして監督として迎えていただいた自分に期待された職責から考えてクラブが求めるレベルの貢献が果たせなかった事に対して申し訳なく思っています」

「シーズン半ばのタイミングでクラブを離れる事となりましたが、これからのSC相模原の発展とシーズン目標の達成を心から願っています」

さらに、戸田前監督は苦しい時期もチームを支えたサポーターに感謝の気持ちを述べた。

「最後に。昨シーズンから毎試合、若く不安も多かった若い選手達を必死に励まし支え続けてくれたサポーターの皆さん、あなた達は僕にとってまさに文字通り同志だと言える存在でした」

「あなた達があなた達でなかったなら、僕はここまで頑張っては来られなかったと思います。 若くプロとしてこれからの選手とチームを自分と一緒に励まし支えて欲しいという自分からの働き掛けに真正面から向き合ってくれたあの日から、自分と皆さんは同志となりました。 どんな時も決して選手達を非難する事なく、出来るようになる事を期待し勝利出来るようになる事を期待し、とても忍耐強く笑顔を忘れず毎試合毎試合支えてくれた事を忘れる事はありません」

「選手とチームにはあなた達が必要です、是非これからも変わらぬ皆さんでいてください。 自分を信じて共に闘ってくれた全ての人達に心から感謝しています、1年半ありがとうございました」

現在46歳の戸田前監督は、現役時代に清水エスパルスや東京ヴェルディ、サンフレッチェ広島などで活躍。2003年にはトッテナム、2004年にはADOデン・ハーグにローン移籍で加入し、海外でのプレー経験もある。また、日本代表としても活躍し、2002 FIFAワールドカップでは全4試合にフル出場し、激しい守備でチームに活力を与えた。

現役引退後は、解説者として国内外のサッカー中継で活躍。さらに、指導者としてのキャリアもスタートさせ、一橋大学ア式蹴球部監督やSHIBUYA CITY FCのテクニカルダイレクター兼コーチなどを歴任。2022年11月には、2023シーズンから相模原の監督に就任することが発表された。

就任初年度は、明治安田生命J3リーグ(現・明治安田J3リーグ)を18位でフィニッシュ。今季はJ3リーグの17試合を消化して、6勝7分4敗の9位につけている。