NBAで2度の優勝経験を持つレイ・アレンが語った“ファイナルで活躍する秘訣”とは?

AI要約

東京の渋谷ストリームホール周辺で開催された「NBAフェス in JAPAN 2024」の初日で、NBAレジェンドのレイ・アレンがゲストとして登場した。

アレンはハーフタイムや試合終了後に会場に姿を現し、バスケットボール・クリニックにも参加した。

アレンはNBA史上屈指のシューティングガードであり、18シーズンのキャリアを持つ。オールスター10度選出、オールNBAチーム2度選出の実績を誇り、NBAの75周年記念チームにも選ばれた。

アレンはプレーオフ経験も豊富で、選手としての成功の秘訣は「体のケアと休息」、そして特に「集中力とメンタルの強さ」だと語っている。

NBAで2度の優勝経験を持つレイ・アレンが語った“ファイナルで活躍する秘訣”とは?

 東京の渋谷ストリームホール周辺で開催された「NBAフェス in JAPAN 2024」の初日となった6月15日に、NBAレジェンドのレイ・アレンがゲストとして登場した。

 アレンはボストン・セルティックスとダラス・マーベリックスが激突した「NBAファイナル2024」第4戦のライブビューイングでハーフタイムと試合終了後に会場へ姿を現したほか、金王橋広場にある屋外コートで行われたバスケットボール・クリニックにも途中参加した。

 ここでは、クリニック終了後にメディア取材へ応じたアレンのコメントをお届けしていきたい。公称196センチ92キロのシューティングガードとして、NBAで18シーズンをプレーした男は、オールスターに10度、オールNBAチームに2度選ばれたほか、NBAの75周年記念チームにも名を連ねた名選手。

 コネチカット大学出身のアレンは1996年のドラフト1巡目5位でミネソタ・ティンバーウルブズから指名され、ドラフト当日のトレードでミルウォーキー・バックスへ移籍。バックスでNBAデビューを飾ると、その後はシアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)、セルティックス、マイアミ・ヒートでプレー。

 8シーズンで平均20.0得点超えを記録した男は、ドライブやジャンパー、3ポイントシュート、フリースローで点を積み重ね、レギュラーシーズン通算1300試合でキャリア平均18.9得点4.1リバウンド3.4アシスト1.1スティールを残してきた。

 そんなレジェンドはプレーオフへ11度出場し、NBAファイナルを4度も経験してきた。2008年と2010年はセルティックス(相手はどちらもロサンゼルス・レイカーズ)、2013、2014年にはヒートでいずれもサンアントニオ・スパーズと対戦。

 2008年にはポール・ピアース、ケビン・ガーネット、ラジョン・ロンドらとセルティックスの通算17度目の優勝に大きく貢献。2013年のファイナル第6戦では、2勝3敗でスパーズに追い詰められるなか、第4クォーター終盤に値千金のコーナースリーを綺麗に沈めて延長へ持ち込む歴史的なプレーを決めた。ヒートは延長の末にこの試合を制し、翌第7戦も勝利したことで2連覇を達成し、アレンは2度目の優勝を飾った。

 NBAの頂上決戦でプレーするためには、約6カ月間にも及ぶレギュラーシーズンを戦い、プレーオフを勝ち上がらなければならない。その大舞台となるファイナルで活躍するために大事なことをアレンはこう話していた。

「レギュラーシーズンの82試合をこなし、プレーオフを乗り切るために体をしっかり作ることが重要なんですが、プレーオフとなると体の調子が悪いとかケガをしているだとか、そういう状態でもプレーできるようになっていかないといけない。そこがやっぱり一番重要なところで、なかでも特に重要なのは『集中力』、『しっかり休めるときは休むこと』。メンタルの状態がいい選手こそが、ファイナルで活躍できるものだと思っています」