16歳ラミン・ヤマル、ドリブルの流儀「プレーはすべて即興」「相手DFは一度でも抜けば怯え始める。そこから1対1の勝負を仕掛け続けるんだ」 | ラ・リーガ

AI要約

16歳338日でのEURO2024初戦出場を果たしたバルセロナのスペイン代表FWラミン・ヤマルが、驚異的なドリブル能力の秘密を明かす。

ヤマルは1対1でサイドバックに対して勝負を仕掛け、相手を恐怖させることで突破を狙う。監督にも1対1を続けるよう依頼し、相手をナーバスにすることを目標としている。

16歳という若さを感じさせないプレーで、自身を普通の選手として扱うチームメートや相手選手たち。彼が憧れる選手はネイマールであり、母親への思いを何度も語っている。

バルセロナのスペイン代表FWラミン・ヤマルが、その驚異的な突破力を誇るドリブルの秘密について語っている。

EURO2024初戦クロアチア戦(3-0)で、16歳338日と史上最年少での大会出場を果たしたヤマル。同試合でもマンチェスター・シティDFヨシュコ・グヴァルディオールをきりきりまいさせるなど、その驚異的なドリブル能力を発揮している。

スペイン『カデナ・コペ』とのインタビューに応じたヤマルは、そのドリブルの仕掛け方について質問を受けている。ボールを受ける前から何をすべきか考えているのかを問われると、バルセロナDFはこう返した。

「いや、ボールを持ったとき、1対1ならばサイドバックに向かって勝負を仕掛ける。結局のところ、これはマインドゲームなんだよ。一度でも抜かしてしまえば、相手は恐怖を感じるようになる。そうして僕は即興で、思いつくプレーをしていくんだ」

「一度突破をすれば、相手がナーバスになっていることに気づく? そうだね。監督にもそう言うよ。監督には『試合を通して1対1をやらせてほしい。相手に勝負を仕掛け続けたい』と言うんだ」

「対戦する相手を分析するかって? いいや。相手が強い選手で、そのプレーを映像で見始めると、ボールを奪う場面だけ目にすることになる。というのも、見ているのは“ハイライト”であり、その選手の良いところばかり切り取っているんだからね。だから、映像はそこまで見ないようにしているし、試合には出たとこ勝負で臨むよ」

またチームメートや相手選手たちが、16歳の自身をどのように扱っているかを問われると、「普通の選手のように」と返答して、次のように続けた。

「とりわけ相手選手たちは、自分が16歳だからって突破することを許してくれるわけじゃない。だから普通の選手として扱われているよ。自チームでもあっても、それは変わらない」

インタビューの最後には一問一答が行われ、ヤマルは「いつの日か一緒にプレーしたい選手は?」という質問に「ネイマール」の名を挙げた。そのほか「これなしでは生きられないというものは?」に「母さん」、「ゴールを誰に捧げている?」に「母さん」、「EUROで優勝したら何をするか?」に「母さんに会う」と答え、母親思いの一面をのぞかせている。