伊藤洋輝「バイエルン移籍」の快挙に韓国メディアがヤキモキしている「意外な理由」…窮地に立たされた韓国の「怪物ディフェンダー」との日韓デュオの可能性

AI要約

日本代表DF伊藤がバイエルン・ミュンヘンへの移籍が正式に決まり、韓国でも大きな話題となっている。

韓国代表DFキム・ミンジェとのレギュラー争いが注目される状況で、両選手の才能やポジション争いに期待が寄せられている。

バイエルンでの活躍が期待される2人だが、競争を通じてチームを引き立てる姿を期待している。

伊藤洋輝「バイエルン移籍」の快挙に韓国メディアがヤキモキしている「意外な理由」…窮地に立たされた韓国の「怪物ディフェンダー」との日韓デュオの可能性

 シュツットガルト所属の日本代表DF伊藤洋輝のバイエルン・ミュンヘンへの移籍が正式に決まった。契約期間は2028年6月30日までの4年間で、移籍金も3000万ユーロ(約51億円)と高額。このビッグニュースは、韓国でも大々的に報じられている。

 現在、バイエルンには韓国代表DFキム・ミンジェが在籍しているが、レアル・マドリードとのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ(4月30日)で、2失点に関与して、現地メディアから批判が相次いでいた。

 今季はリーグタイトルも逃し、キム・ミンジェの不安定なパフォーマンスがやり玉に挙げられていた。その後釜探しがすでに始まり、1年での退団の可能性もあるとも言われていたが、最終的にキム・ミンジェはチームに残留。そこに来て、日本代表DF伊藤の加入報道。

 韓国メディアがこれにはかなりヤキモキしている。「NEWSIS」は「キム・ミンジェ、“新入生”伊藤とバイエルン・ミュンヘンでレギュラー争いの韓日戦か」との見出しを打ち、こう伝えている。

 「伊藤の加入でし烈なレギュラー争いが始まると見られる。伊藤は守備、パスなど現代サッカーにおけるセンターバックに求められる長所を備えていると評価されている。また、左サイドやボランチまで消化できるとのことだ」と伊藤の実力を評価。

 一方、キム・ミンジェについては「今年のアジアカップ以降、チーム内での立場が変わった。冬の移籍市場でイングランド代表DFエリック・ダイアーとマイタスデ・リフトが主力でプレーし、キム・ミンジェはバックアップメンバーとして出場機会が減った。移籍の噂もあったが、チームに残り主力争いを続けるとも語っている。今季はバイエルンでどのような立ち位置になるか、関心を寄せている」と置かれた状況は決していいものではないと伝えている。

 また、「インサイト」も伊藤の加入が、キム・ミンジェに与える影響の大きさをこう指摘している。「シーズン終盤にレギュラー争いから押し出され、試練を経験した“怪物ディフェンダー”キム・ミンジェに災難が降りかかった。バイエルンが本格的な夏の移籍市場が活性化する前に、早くも競争者を迎え入れた。それも日本のディフェンダー伊藤洋輝だ。リーグ屈指のディフェンダーの加入で、主力争いは一層難しくなった」。

 バイエルンも伊藤に対しては「身長の高さ、攻撃的、左利きでパスの能力も高い。センターや左でもプレーができる。依然として多くの潜在力を持っていると確信している」と期待を込める。

 韓国メディアの報道を総合すると、伊藤がキム・ミンジェのポジションを脅かすのではとの見方が強いが、一方で日韓を代表するDFの2人が同時にピッチに立つことも考えられるだろう。

 「世界日報」も「し烈なレギュラー争いが予想されるも、彼らが活躍してセンターバックのポジションをつかみ取るならば、バイエルンで韓日センタバックデュオが見られるかもしれない」と期待を寄せている。

 いずれにしても2人は世界屈指の名門クラブで、結果を残していかないといけない。対立や競争をあおるのではなく、チームメイトになったのだから切磋琢磨して、リーグやCLで共にピッチに立つ姿が見られるのを楽しみにしたい。