【MotoGP】ジョアン・ミルとホンダ、2026年までの契約延長で合意か。今季も大苦戦中……復活に賭けた?

AI要約

ホンダがMotoGPファクトリーチームのジョアン・ミルと2026年まで契約延長に合意した。

2020年のMotoGP王者であるミルは、スズキからホンダに移籍し、しかし苦戦を強いられていた。

ホンダはミルの進歩やバイクの開発能力を評価し、2025年以降のラインアップにミルとルカ・マリーニを置くことを選択した。

【MotoGP】ジョアン・ミルとホンダ、2026年までの契約延長で合意か。今季も大苦戦中……復活に賭けた?

 motorsport.comの調べでは、MotoGPに参戦するホンダが、ファクトリーチームに所属しているジョアン・ミルとの契約を2026年まで延長することで合意に達したようだ。

 2020年のMotoGP王者であるミルは、スズキがMotoGPを2022年末で急遽撤退することを決めたことでホンダへの移籍を決意。レプソル・ホンダに2年契約で加入した。

 しかしホンダはこの数年、苦戦続き。ミルもホンダでは優勝はおろか表彰台も獲得できておらず、ベストリザルトは2023年インドGPの5位となっている。

 ただホンダはミルの進歩やバイクの開発能力を評価しており、2025年以降のラインアップを、ルカ・マリーニ(2025年までの契約)と継続させることを選んだようだ。

 これまで、ミルとホンダの将来については様々な憶測も飛び交ってきたが、これでまたひとつファクトリーチームのシートが埋まることになる。なおmotorsport.comの掴んでいる情報では、発表はまもなく行なわれる予定と見られている。

 この契約延長で、2020年のMotoGP王者が早すぎる引退という結末に終わる可能性は消えた。ホンダの不本意なシーズンスタートや、プライベートテストでのバイクの方向性が完全に外れていたことなどから、ミルは今シーズン限りでMotoGPを去ることを真剣に検討していたという。しかしホンダは軌道修正を行ない、ミルのモチベーションも高まっているようだ。