カヴェンディッシュ、大英帝国勲章のナイト爵受勲
自転車競技のマーク・カヴェンディッシュはナイトの爵位を受けることが決まった。
彼はツール・ド・フランスで歴代最多ステージ勝利を持ち、昨年の引退を延期して記録更新に挑戦する予定。
カヴェンディッシュは国王陛下からの栄誉に喜びを表明し、ツール・ド・フランスに参加予定。
【AFP＝時事】自転車競技のマーク・カヴェンディッシュ（Mark Cavendish、英国）は15日、チャールズ国王（King Charles III）の公式誕生日に発表される今年の大英帝国勲章リストに名を連ね、ナイトの爵位が授与されることになった。
マン島（Isle of Man）出身で39歳のカヴェンディッシュは、ベルギーの伝説エディ・メルクス（Eddy Merckx）と並んでツール・ド・フランス（Tour de France）で歴代最多のステージ34勝を記録しており、昨年限りでの引退の予定を繰り下げて、記録更新にもう一度挑戦することになっている。
2011年にはUCIロード世界選手権（UCI Road World Championships）で優勝を果たし、2016年のリオデジャネイロ五輪ではトラック競技のオムニアムで銀メダルを獲得している。
カヴェンディッシュは「国王陛下からの栄誉を賜り、非常に光栄に思います。母国を代表するということは常に最大の栄誉であり、私が人生をささげてきたサイクリングが、スポーツとして、娯楽として、移動手段として、私のキャリアの間にも英国内で拡大しているのを目にするのは、言葉にできないほどの誇りです」と述べている。
これまでに自転車選手でナイト爵を受勲したのは、クリス・ホイ（Chris Hoy）やブラッドリー・ウィギンス（Bradley Wiggins）、ジェイソン・ケニー（Jason Kenny）で、ケニーの妻であるローラ・ケニー（Laura Kenny）はデイム爵を授与されている。
サー・マーク・カヴェンディッシュは今後、今月29日から7月21日にかけて開催されるツール・ド・フランス（2024 Tour de France）に出場する予定となっている。【翻訳編集】 AFPBB News
