首位・町田が横浜に今季初の逆転勝利 天皇杯2回戦敗退&負傷者続出のショック振り払う

AI要約

町田が横浜に逆転勝利し、今季初の快勝を収めた。

町田は前半に1点を返し、後半に2点を追加して勝利を確実にした。

古巣戦となるエリキの先発やVAR判定を経て、町田が勝利を逃げ切った。

 ◇明治安田J1リーグ第18節 町田3―1横浜(2024年6月15日 日産スタジアム)

 首位の町田がリーグ戦中断明けの一戦で、横浜に今季初の逆転勝利を収めた。

 町田は12日の天皇杯2回戦で、筑波大にPK戦の末に敗退。その中で4選手が負傷し、長期離脱となった。チームに暗雲が漂う中、黒田剛監督は中2日で代表活動から戻った日本代表GK谷晃生、U―23日本代表MF平河悠とFW藤尾翔太を先発に並べた。一方で韓国代表に初招集されたFW呉世勲(オ・セフン)がリーグ戦で初めて先発を外れ、古巣戦となるFWエリキがリーグ戦初先発した。

 今季がJ1初昇格の町田は、93年から一度も降格のない横浜とリーグ初対戦。前半14分、横浜FW宮市亮に左45度からのシュートを決められ先制を許した。今季先制された試合は4戦全敗だった町田だが、この日は早い時間帯だったこともありこれまでとは違う展開に。同43分に右サイドでFKを獲得すると、平河が触ったボールを主将のDF昌子源が押し込み、1―1の同点で折り返した。

 後半に入ると町田が一気に攻勢を強め、中央から平河の縦パスに抜け出したMFバスケス・バイロンが絶妙な右クロスを送り、藤尾が滑り込みながら押し込み逆転。直後の同16分にはゴール正面で獲得した直接FKを、MF下田北斗が右上に鮮やかに沈めた。同36分には相手にネットを揺らされたものの、VAR判定で攻撃側にファウルがあったとして得点は取り消し。そのまま逃げ切りに成功した。