デービス「生観戦したいのは井上尚弥」 階級差ある日本最強ボクサーに興味 あすマーティンと防衛戦

AI要約

WBA世界ライト級タイトルマッチがラスベガスで行われ、デービスとマーティンの火花を散らすフェイスオフが話題になっている。

デービスはマーティンに挑発的な態度を見せ、両者が激しい罵り合いを繰り広げた。試合に対する期待が高まる中、デービスはイノウエとの対戦を希望していることが明らかになっている。

しかし、階級差などから現実的ではないとコメントしているものの、イノウエの実力に興味を持っている様子がうかがえる。

デービス「生観戦したいのは井上尚弥」 階級差ある日本最強ボクサーに興味 あすマーティンと防衛戦

 ボクシングのWBA世界ライト級(135ポンド=61.23キロ以下)タイトルマッチは15日(日本時間16日)、米ラスベガスで行われる。王者ガーボンタ・デービスが133.4ポンド(約60.50キロ)、同級2位のフランク・マーティン(ともに米国)が134.4ポンド(約60.96キロ)で前日計量をパス。フェイスオフではデービスがマーティンに超接近して終始挑発した。

 火花を散らした。鍛えられた上半身を露わにした両者のフェイスオフ。デービスは左人差し指でマーティンの顔を指差すと、不敵な笑みを浮かべて何か言い放った。マーティンが言い返しヒートアップ。両者目線を外さぬ罵り合いが35秒間続いた。直後にデービスは、マーティンを遮るように前に出て両力こぶを作って会場にアピール。その場を去る直前まで挑発をやめなかった。

 英ラジオ局「トーク・スポーツ」のマイケル・ベンソン記者は自身のX(旧ツイッター)に「デービスVSマーティンの白熱した最終フェイスオフ…」と記して実際の動画を公開。海外のファンからは「いいぞ!」「待ちきれないよ」「これはクレイジーな試合になるぞ」「こういうのが見たいんだよ」「デービス有利だけど、この試合は気をつけなきゃいけないぞ」「フランクは減量きつそうだな」と反響が寄せられている。

 米ジャーナリストのケイラ・リベラ氏は13日(同14日)、自身のYouTubeチャンネルで記者会見に出席したデービスへのインタビュー動画を公開。自身を含まない夢の対戦カードについて聞かれたデービスは、「試合を生で見てみたいのは、イノウエ」と真っ先に世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)の名前を挙げていた。

 海外ファンからは井上との対戦を望む声もあるが、5月にデービスは「彼と対戦するところはあまり想像できない。うん、正直イメージできないね」と英専門誌「ボクシング・ニュース」のYoutubeチャンネルでコメントするなど、階級差があることで現実的ではないと考えている様子。ただ、当時は「全てが揃ったボクサーを見たかったら、間違いなくイノウエはその1人だ」とも発言しており、日本最強ボクサーの実力に純粋に興味を抱いているようだ。