選抜4強・中央学院の初戦は秀明八千代―松戸向陽の勝者、連覇目指す専大松戸は柏陵―磯辺の勝者と…高校野球千葉大会組み合わせ

AI要約

第106回全国高校野球選手権千葉大会の組み合わせ抽選会が行われ、対戦相手が決まった。

実力校の主将たちは夏大会に向けて熱い思いを語った。

県高校野球界が「戦国千葉」とも称される中、各校の実力が拮抗しており、激しい戦いが予想される。

 第106回全国高校野球選手権千葉大会の組み合わせ抽選会が13日、千葉市稲毛区の県スポーツ科学センターで行われ、出場する148チーム(160校)の対戦相手が決まった。開会式は7月6日にZOZOマリンスタジアム(千葉市美浜区)で行われる。試合は同10日に始まり、日程通りに進めば、決勝は同27日となる予定だ。

 抽選会には各チームの主将ら代表が出席し、緊張した面持ちでくじ引きに臨んだ。シード校は春の県大会ベスト16の各校で、上位から順にAシード4校、Bシード4校、Cシード8校が振り分けられた。連合チームも、17校の計5チームが出場する。

 対戦校の決定を受けて、実力校の主将たちは、来たるべき夏大会に向けてそれぞれに思いを語った。

 選抜大会4強入りの中央学院は、春の県大会で優勝を逃した悔しさを原動力に、6年ぶりの頂点を目指す。中村研心主将は「7回勝たないと甲子園には行けない。他の学校も自分たちを倒しにくると思うが、受け身にならず『一戦必勝』で戦いたい」と力を込めた。

 昨夏の優勝校・専大松戸は、春大会で優勝した勢いのまま、夏大会の連覇を狙う。中山凱主将は「連覇は自分たちにしかできない。どんな相手でも屈せず、自分たちができることをやっていく」と意気込んだ。

 春大会ベスト4の千葉経大付の梅村陸斗主将は「チーム全体で『甲子園に出る』という熱い気持ちを持っている。夏はどの相手でも厳しい戦いになると思うので、一戦一戦を大事に戦っていきたい」と闘志を燃やした。

 同じく4強入りした千葉英和の黒沢一志主将は「これまで県内の強豪校に勝てておらず、自分たちのことを強いとは思っていない。ベスト4だからと気を緩めず、挑戦者の気持ちで臨みたい」と気を引き締めた。

 「戦国千葉」とも称される県高校野球界。春の県大会では、専大松戸が春の選抜4強の中央学院を下して優勝するなど上位校の実力は伯仲しており、今大会も各ブロックで大混戦が予想される。