米バスケの名手ウエストさんが死去 NBAロゴのモデル

AI要約

ジェリー・ウエストさんはNBAの名選手で、ロゴのモデルにもなったが、12日に86歳で亡くなった。

ウエストさんはロサンゼルス・レーカーズで活躍し、「ミスター・クラッチ」として知られるほどのクラッチシュートを多く決めた。

彼は金メダル獲得からNBA王者の指導まで幅広く活躍し、NBAのシルバー・コミッショナーも彼がロゴのモデルであることを認めたが、本人はそれを過分だとしていた。

米バスケの名手ウエストさんが死去 NBAロゴのモデル

 米プロバスケットボールNBAの名選手で、NBAのロゴのモデルになったことでも知られるジェリー・ウエストさんが12日、死去した。86歳だった。1960~70年代にロサンゼルス・レーカーズで活躍。最終盤で勝負を決めるクラッチシュートを何度も決めて、「ミスター・クラッチ」の愛称でも知られた。

 南部ウェストバージニア州生まれ。大学時代から活躍し、1960年のローマ五輪で金メダルを獲得した。NBA入り後、72年にレーカーズをNBA王者に導いた。オールスターに計14回選出され、80年に殿堂入りした。引退後もレーカーズの指導者やフロントとしてチームを支えた。

 米メディアによると、NBAのシルバー・コミッショナーは2021年、ロゴについて「モデルがジェリー・ウエストだとは正式には公表されていないが、確かに彼にそっくりだ」と話した。

 ウエストさん自身は「(モデルになったのは)過分なことだ。自分に注目が集まるようなことは好きではない。変更してほしいくらいだよ」と語っていた。【ワシントン秋山信一】