五輪本番1カ月前に柔道・斉藤、異例の大会出場 男子100キロ超級はリネールと水面下で争い

AI要約

全日本柔道連盟は男子100キロ超級パリ五輪代表の斉藤立をパンアメリカン・オープンに派遣することを発表した。

斉藤のシード順位が低下したため、本番前の実戦出場が計画外であり、6位に戻すことで五輪準々決勝の負担を軽減する狙いがある。

前週末の国際大会での結果が影響しており、斉藤の戦略を再構築するためのメジャーな動きとなっている。

五輪本番1カ月前に柔道・斉藤、異例の大会出場 男子100キロ超級はリネールと水面下で争い

 全日本柔道連盟(全柔連)は11日、男子100キロ超級パリ五輪代表の斉藤立(22=JESグループ)をパンアメリカン・オープン(21、22日、ペルー・リマ)に派遣すると発表した。

 当初の計画になかったもので、本番約1カ月前の実戦出場は異例。背景には先週末の格付けの低い国際大会に出場した五輪2大会王者のテディ・リネール(フランス)が優勝し、斉藤のシード順位が6位から7位に下がったことがある。7位だと五輪準々決勝で22年世界王者のロシア選手と当たる公算が大きく、6位に順位を戻すことで、負担軽減を図るものとみられる。