ソフトバンクが白星 プロ17年目・中村晃、対応力で逆転打

AI要約

ソフトバンクがヤクルトを4-2で破り、中村晃が勝利に貢献。若タカ打線が7回に猛攻し、勝ち越しの2点を奪う活躍を見せた。

代打として起用された山川穂高も冷静な打撃を見せ、球場中から大歓声を浴びながらも好プレーを披露した。

オスナが抑えで試合を締めくくり、ソフトバンクが連敗を阻止。ファンや選手は喜びに満ちた試合だった。

ソフトバンクが白星 プロ17年目・中村晃、対応力で逆転打

 ◇○ソフトバンク4―2ヤクルト●(11日・みずほペイペイドーム)

 球場にいた選手やファンが全身で喜びを表現してヒーローを祝福すると、殊勲者は両手で拳を力強く握って声援に応えた。

 ソフトバンクのプロ17年目中村晃が、チームを連敗街道へと引き込まない白星をもたらした。「普段通りやるだけ。目の前の1打席と1球に集中して結果を出せるようやっていく」と頼もしい。

 2点を追う七回。ヤクルト先発の吉村貢司郎に六回まで散発2安打に抑えられていた若タカ打線が火を噴いた。先頭の今宮健太から近藤健介までの4連打で2点を返し、なおも1死二、三塁の好機。5球目を捉え、打球は前進守備の内野を抜けて勝ち越しの2点適時打となった。

 西武からフリーエージェント(FA)で山川穂高が加入したことで出場機会が減っているが、代打などで出場する際には、球場中から大歓声が湧く。この日も大声援に迎えられたが、今季初対戦となった相手投手の球を冷静に見極めた。

 試合は四回、ヤクルトのオスナの2点適時打で先制を許したが、七回の猛攻で試合をひっくり返し、最後はソフトバンク不動の抑えのオスナが締めた。【林大樹】