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EURO開催国ドイツがギリシャに逆転勝利、イングランドは黒星
ドイツはギリシャに逆転勝利し、UEFA Euro 2024に向けて好スタートを切った。
一方、イングランドはアイスランドに敗れ、大会直前の課題を残す結果となった。
欧州選手権前の親善試合結果を振り返ると、それぞれのチームが課題を抱えていることが明らかになった。
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【AFP=時事】サッカー国際親善試合は7日、各地で行われ、欧州選手権(UEFA Euro 2024)の開催国ドイツは、89分にパスカル・グロス(Pascal Gross)が決勝点を挙げ、2‐1でギリシャに競り勝った。
欧州選手権開幕を1週間後に控える中、独メンヘングラッドバッハ(Moenchengladbach)で行われた一戦でドイツはヨルゴス・マスラス(Georgios Masouras)に先制点を許すも、カイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)のゴールで追いつき、試合終了間際にはグロスが逆転勝利を手繰り寄せた。
ユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)監督は強力な布陣を敷いたものの、欧州選手権出場を逃したギリシャ相手に流動性を欠いた。それでも指揮官は「この勝利は大会前の雰囲気にとって重要。スタジアムでそれを感じられる」と述べた。
しかしながら、ギリシャの先制点の場面では守護神マヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)がシュートセーブの際にボールをこぼしたことで、マスラスの得点を許した。ノイアーはスコアレアスに終わった3日のウクライナ戦の終盤でも、失点にはつながらなかったもののミスを犯していた。それでも指揮官はこれまで、ノイアーを大会で先発起用することを明言している。
一方イングランドは、欧州選手権開幕前最後の親善試合でアイスランドに0‐1で敗れた。
ドイツに旅立つ前に英ロンドンのウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で自信を高める勝利を望んでいたイングランドだったが、ギャレス・サウスゲイト(Gareth Southgate)監督には大会前に解決すべき問題が残された。
12分にアイスランドのヨーン・ダグル・ソルステインソン(Jon Dagur Thorsteinsson)に決勝点を奪われたイングランドの選手に対し、サポーターはハーフタイム、そして試合終了後にブーイングを浴びせた。
こちらも欧州選手権出場を逃したアイスランドに対し、コール・パーマー(Cole Palmer)やアンソニー・ゴードン(Anthony Gordon)、コビー・メイヌー(Kobbie Mainoo)は本大会で先発メンバーに加われるという説得力あるプレーを示せなかった。
サウスゲイト監督は、この日の先発が16日に対戦するセルビアとの大会初戦のメンバーに「近い」ものだと述べている。もしそうだとするならば、ジュード・ベリンガム(Jude Bellingham)を欠いていたとはいえ、エネルギッシュさや落ち着きを欠いていたパフォーマンスを大幅に改善する必要がある。【翻訳編集】 AFPBB News