【ONE】復帰戦のロッタンが計量&ハイドレーションテストクリアできず、北野克樹とハリソンも

AI要約

タイの有名なキックボクサーがファイト前の計量とハイドレーションテストに失敗し、復帰戦に不安が広がる。

対戦相手や自身の体重計り過ぎ問題についてのコメントも報告されている。

同じく計量でトラブルを抱えた日本のキックボクサーも話題となっている。

 今年1月の「ONE165」(有明アリーナ)で武尊と対戦予定だったものの、左手を負傷して欠場したロッタン・ジットムアンノン(26=タイ)が、復帰戦となる「ONE167」(バンコク・インパクトアリーナ)の計量&ハイドレーションテストをクリアできなかった。

 6日に行われた計量でロッタンはフライ級キックボクシングのリミット135ポンド(約61・23キロ)を3・5ポンド(約1・59キロ)オーバー。さらにハイドレーションテスト(尿の中の水分の割合が基準に達しているかチェックするテスト。水抜きでの減量を禁止する目的で導入されている)もクリアできなかった。

 ロッタンの対戦相手デニス・ピューリックは「何て言っていいか分からない。自分は謙虚でありたいし、何も言いたくない。でもハイドレーションと計量の両方だぞ。それが彼ら(タイ人)のヒーローだ。プロフェッショナルじゃないよ」と批判したという。

 ロッタンはキャッチウエート(契約体重)で試合をすることもできるが、ピューリック側とその交渉をするにしても、まずはハイドレーションテストをクリアしなければならないという。

 また日本の北野克樹と対戦相手のリアム・ハリソンも計量&ハイドレーションテストで失敗。北野はなかなかハイドレーションテストをクリアできず、4度目でようやくOKが出た。だが、その間に飲んだ水分のため、体重がバンタム級のリミット145ポンド(65・77キロ)を4ポンド(約1・81キロ)オーバーする149ポンドになってしまったという。

 一方、ハリソンはONE関係者の付き添いのもと行われた計量直前の非公式の体重測定で143ポンドだったため安心していたところ、本番の計量では1ポンド(約0・45キロ)リミットよりも重い146ポンドだったもよう。水を少し飲んだくらいで3ポンドも体重が増加することは考えられず、ハリソンは非公式の体重測定に付き添ったONE関係者の勘違いか、その時の体重計が壊れていると指摘。自陣営のミスではないと主張している。