【日本代表】「成長」そして「楽しみ」シーズン終盤4戦連続先発3得点の上田綺世がこの1年語る

AI要約

日本代表がワールドカップ予選に向けてミャンマー戦に臨む。FW上田綺世がスロット監督の下で成長し、リバプールの新監督就任後もプレーを続ける決意を語る。

上田は自身の特長を生かしつつ、指揮官の要求に応えるために1年間努力を重ねた。今季の経験が今後のプレーに生きると語る。

欧州の強豪クラブでプレーの幅を広げる上田は、日本代表においても重要な存在となることが期待される。

 【ヤンゴン(ミャンマー)5日=岩田千代巳】ワールドカップ(W杯)アジア2次予選・ミャンマー戦に臨む日本代表が、会場のスタジアムで公式練習を行った。

 FW上田綺世(25=フェイエノールト)は、シーズン終盤に4試合連続先発で3得点と、結果を残しての代表合流となった。セルクル・ブルージュで22得点を挙げ、今季からオランダの強豪・フェイエノールトに加入。開幕から途中出場が多く、シーズン前半はわずか1得点。苦しんだシーズンだったが、来季からリバプールの監督に就任するスロット監督の下、最後は監督の信頼をつかみ、結果を残した。

 上田にとって、スロット監督との出会いは大きかったという。「戦術的に細かかったり、戦術的なところでボールを握ってという監督にあまり触れてこなかったので、サッカー観も広がった」。監督が求めるものに応えながら自分の特長を出す-。適応にもがいた1年でもあった。

 「要求されているところで高いパフォーマンスをするのがなかなかできなかったし、求められているクオリティーの数値にたどり着くために、取り組んできたけど、そこにはかなり時間がかかった。戦術に対しての溶け込み方も、自分の武器の出し方も含めて成長できたと思う」。

 それでも、1年の間にチームにフィットしたのは上田の努力と力だ。スロット監督がリバプールの指揮官に就任することで、来季も新監督の下でプレーする。また、自身の特長を出しながら、指揮官の要求に応える1年が始まる。今季の経験が、今後に生きるのは間違いない。

 「僕の今季の取り組んできて得たクオリティーとかプレーの幅は必ず今後にも生きてくるし、新しい監督になれば新しい刺激もあって、それはそれでまた楽しみかなと思う」。欧州の強豪クラブで、プレーの引き出しを広げている上田は、日本代表にとっても大きな存在になりそうだ。