WBA&WBC世界Lフライ級王者・寺地拳四朗にWBC会長がフライ級転向要請か

AI要約

WBC&WBA世界ライトフライ級統一王者の寺地拳四朗がフライ級に階級を上げ、WBCフライ級王座争いに参加することが要請された。

寺地は右拳の手術を受けたものの、練習を再開し、次の試合に向けて三迫ジムとの調整を進めている。

寺地は他団体王者との統一戦の実現が難しい場合、フライ級に転向する可能性も示唆している。

WBA&WBC世界Lフライ級王者・寺地拳四朗にWBC会長がフライ級転向要請か

 ボクシングの専門メディア「Bad Left Hook」や「BoxeRingWeb」などは日本時間5日、WBCのマウリシオ・スライマン会長がWBC&WBA世界ライトフライ級(48・9キロ以下)統一王者・寺地拳四朗(BMB)がフライ級(50・8キロ以下)に階級を上げて、WBC王座を争うよう要請したことを明かしたと報じた。ESPNのサルバドール・ロドリゲス記者ら主要メディアのジャーナリストもSNSなどで同様の内容を伝えている。対戦相手は未定だという。

 WBCフライ級王座については王者フリオ・セサール・マルティネス(メキシコ)が5月下旬に返上、スーパーフライ級(52・1キロ以下)に階級を上げる決断をしたため、空位となっている。

 寺地は今年1月、カルロス・カニサレス(ベネズエラ)を判定で下し、統一王座防衛に成功した。先月18日、墨田区のイベントに参加した際には、痛めた右拳の手術を受けたものの、練習は再開したと話している。

 次戦については未定で、練習拠点を置く三迫ジムの三迫貴志会長と「秋以降を希望」で一致していることを明かしている。寺地は他団体王者との統一戦を目指しているが、実現しない場合はフライ級に転向する可能性についても言及していた。