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笹生選手、両親へ恩返し 日本代表で五輪に前進―全米女子オープンゴルフ
22歳の笹生優花選手が全米女子オープン選手権で2度目の優勝を果たし、両親への感謝を述べた。
父からの助言を受け、平常心を保ちながら大会に臨んだ笹生選手は、冷静なプレーを見せた。
今回の優勝で世界ランキングが急上昇し、パリ五輪代表入りへの期待も高まっている。
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【ランカスター(米ペンシルベニア州)時事】女子ゴルフのメジャー大会、全米女子オープン選手権で2日、2021年大会以来となる2度目の優勝を遂げた笹生優花選手(22)は、日本人の父とフィリピン出身の母の間に生まれた。
登録上はフィリピンの選手で出た3年前は母、日本勢として出場した今回は父へのプレゼントの意味合いもあり、勝って「両親に同じように恩返しできた」と喜んだ。
全米女子オープン前に出場した5月中旬の米ツアー大会で予選落ちした。幼少期から支え続ける父、正和さん(66)は「平常心でやった方がいい。お前に欠けているのはそこだけ。技術的には負けていないから」と諭したという。
今大会中、笹生選手が日々口にしていたのは「一打一打に集中」との心掛け。難コースに多くの有力選手が苦しむ中、冷静なプレーを続けた。
世界ランキングが大幅に上昇するため、今夏のパリ五輪代表入りにも前進。21年東京大会はフィリピン代表として出場し、パリは日本代表で出ることを目指している。「しっかり集中して、自分にまたチャンスをあげたい」と意欲を語った。