女子ゴルフ・コルダ、パー3のホールで、まさかの『10』 クラブを持ったまま頭抱える「何をどう打っていいか分からなかった」

AI要約

全米女子オープン第1日が行われ、優勝候補のネリー・コルダが80のスコアで出遅れ、過去にも苦戦している12番で大きくつまずいた。

一方、昨年大会の覇者である笹生優花は5バーディー、3ボギーの68で2アンダーで首位に立った。

コルダは「悪い日もある。それしか言いようがない」とコメントし、落胆を隠せなかった。

女子ゴルフ・コルダ、パー3のホールで、まさかの『10』 クラブを持ったまま頭抱える「何をどう打っていいか分からなかった」

◇30日 米女子ゴルフメジャー第2戦 全米女子オープン第1日(米ペンシルベニア州、ランカスターCC)

 【ランカスター(米ペンシルベニア州)テッド・ムース】今季のメジャー初戦、シェブロン選手権を制したネリー・コルダ(米国)は80で大きく出遅れた。2021年大会優勝の笹生優花(22)が5バーディー、3ボギーの68で回り、2アンダーで首位発進した。

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 初日最大の番狂わせは、世界ランク1位で今季8戦6勝と、歴史的な強さを見せている25歳、ネリー・コルダのスコア80、137位だ。特に3ホール目の12番パー3では10をたたき、途中でクラブを持ったまま頭を抱え、しゃがみ込んでしまった。

 12番はグリーン手前に小川が流れ、グリーンは小川に向かって傾斜している、第1Rの最難関ホール。コルダはグリーン奥バンカーからの第2打をオーバーさせてしまい、ボールは小川へ。その後、ティーイングエリア側のフェアウエーに戻って打った第4打、第6打と、合計3度小川に入れ、8打目でようやうグリーンに乗せた。

 昨年大会でも最終日に80をたたいて64位に終わったコルダは、20年と21年は予選落ちと、この大会と相性がよくない。今年はメジャー初戦のシェブロン選手権(4月)で優勝し、前戦のみずほ・アメリカズOPでも勝っただけに、下馬評では優勝候補の筆頭格。スタイリッシュな容姿もあって人気は抜群で、この日も多くのギャラリーがついており、ミスのたびに上がる悲鳴とため息は大きかった。

 コルダは「今日は前向きに感じたところがない。12番の第1打は、打つ前に30分ほど待たされ、また、距離が6番と7番アイアンの間で、何をどう打っていいか分からなかった。私も人間。悪い日もある。それしか言いようがない」と、落胆を隠せなかった。