【中日】先発復帰中田翔V打で2年ぶりオリックス戦勝ち越し「最後に決められてよかった」

AI要約

中日は、延長12回に中田翔内野手が適時二塁打で勝利を収めた。

中田は自打球を受けた左膝の影響で苦しい状況から抜け出し、存在感を示した。

立浪和義監督も中田の活躍を称賛し、投手陣の踏ん張りと共に勝利を喜んだ。

【中日】先発復帰中田翔V打で2年ぶりオリックス戦勝ち越し「最後に決められてよかった」

<日本生命セ・パ交流戦:オリックス1-2中日>◇2日◇京セラドーム大阪

 中日は、延長12回に中田翔内野手(35)が決勝の適時二塁打を放ち、連勝を決めた。左膝に自打球を受けた影響で3試合ぶりにスタメン復帰した主砲が、最後に存在感を示した。

 5月11日広島戦以来の打点は値千金となった。1-1で迎えた延長12回2死二塁。後がない場面で、会心の一打が出た。左翼線に打球がはずむ。まだ残る左膝の痛みをこらえながら二塁ベースに到達すると、ガッツポーズを繰り出した。

 「それまでふがいない打撃をしてしまったのでね。最後に決められてよかったです」。5番DHで先発出場したが、この打席まで4打席で無安打2三振。10回無死一塁では二ゴロ併殺に倒れるなど苦しい打席が続いていたが、最後の最後に結果を出した。

 5月30日の西武戦で自打球を当てた左膝は、まだ万全ではない。「痛みはもちろんある。自分のできる範囲で1日1日全力でやれればいい。投手陣のみんながすごく頑張ってくれている。こうやって2つ勝てたのはよかった」。パ・リーグ覇者のオリックスとの3連戦は、主砲の一打で勝ち越した。リーグ4位に浮上した立浪和義監督(54)も「(中田は)本当にいいところで打ってくれた。今日は投手が本当によく踏ん張ってくれた。そこに尽きると思います」と笑みを浮かべた。