黒すぎるF1カー、似たカラー、判別できないヘルメット...FIAが動く!2025年から見やすくなるか?

AI要約

F1の統括団体は、2025年から各チームのクルマのカラーリングの品質を向上させようと介入する準備をしている。

近年、ハイブリッド技術の導入に伴い車のサイズと重量が増加したため、チームは塗装を剥がして数キログラムを削減しようと努力している。

スペインの新聞『Diario Sport』によると、FIAとフォーミュラワン・マネジメントは、車の外観の問題に取り組んでいる。

黒すぎるF1カー、似たカラー、判別できないヘルメット...FIAが動く!2025年から見やすくなるか?

F1の統括団体は、2025年から各チームのクルマのカラーリングの品質を向上させようと介入する準備をしている。

近年、ハイブリッド技術の導入に伴い車のサイズと重量が増加したため、チームは塗装を剥がして数キログラムを削減しようと努力している。

そのため、2024年の多くのF1カーは、裸の状態の黒いカーボン部分が多くなり、色とスポンサーのためにわずかに塗装されているだけとなっている。

スペインの新聞『Diario Sport』によると、これはFIAの立場からは「問題」となっており、リバティ・メディアが所有するフォーミュラワン・マネジメントもこの立場を支持しているという。

■FIAは色で判別させたい

FIA(国際自動車連盟)のシングルシーターのボスであるニコラス・トンバジスは、「一つの問題は、塗装の重量のせいで車がむき出しのカーボンを多く使用しており、黒が多すぎるという問題だ」と述べた。

「すべてのチームが塗装の種類を変更するために多くの作業を行ってきた。実際、今日の多くの塗装は極めて薄いフィルムで、重量をできるだけ軽くしているんだ」

「その結果、いくつかのチームは似たような色使いをしており、非常に似た外観の車になってしまっている」

「我々はまだチームと話し合っており、次のF1委員会で議論される予定だ」

「しかし、チームが非公式に互いにコミュニケーションを取り、『あなたの車がここで青ければ、うちの車はここを青にはしない』と言うだけでも簡単な解決策になる」

「我々はリバリー(カラーリング)に関する規則を作りたくないが、車が区別できるようにしたい」とトンバジスは付け加えた。

この問題はドライバーによっても悪化していると彼は説明した。

「以前はデザインがシンプルで、ドライバーのヘルメットがもっと認識しやすかった。しかし、規則の変更によりヘルメットのデザイン変更が可能になり、みんなが面白いデザインにしている」

「さらに、観客はハロ(頭部保護装置)によってヘルメットが見えない。(ジョージ・)ラッセルか(ルイス・)ハミルトンかを見分けられるようにする方法を見つける必要があるんだ」とトンバジスは結論付けた。