太公望 日の出とともに 糸を垂れ…鹿児島市・甲突川 初夏を彩るアユ漁、県内河川で解禁

AI要約

アユ漁の解禁が行われ、愛好家が早朝からポイントに陣取り釣りを楽しんだ。

鹿児島市の甲突川では苦戦する愛好家もいたが、山下隆雄さんは大物を狙い3匹を釣り上げた。

甲突川漁協はアユの遡上が少なかったため、大きめのアユを放流して解禁に臨んだ。

太公望 日の出とともに 糸を垂れ…鹿児島市・甲突川 初夏を彩るアユ漁、県内河川で解禁

 初夏の景色を彩るアユ漁が1日、鹿児島県内の主な河川で解禁された。アユとの駆け引きを楽しみにしていた愛好家は、早朝から狙い定めたポイントに陣取り、さおを振るっていた。

 快晴に恵まれた鹿児島市の甲突川は日の出とともに解禁。ただ、前日までの雨やアユにとって水温が低いことが影響し、苦戦する姿が見られた。

 釣り歴50年という同市花野光ケ丘2丁目の山下隆雄さん(71)は、3時間余りで12~13センチが3匹の釣果。昨シーズンは最大で32センチだったとし「今年も大物を狙いたい」と気を取り直した。

 甲突川漁協によると、今年はアユの遡上(そじょう)が少なかったため、例年より大きめの7~8センチを150キロ分、5月の連休明けに放流して解禁に臨んだ。稲留慎一組合長(63)は「都市部でアユ釣りができるのが甲突川の魅力。梅雨明け後、大きく育ってほしい」と期待していた。