あすから6月 今週末は土曜日がお出かけ日和 1か月の見通しも含め 気象予報士が解説

AI要約

週末のお天気を詳細に解説。

土曜日は晴れだが夜には雨が予想され、日曜日は曇りや雨の影響で気温が上がらない見込み。

梅雨入りは遅れが予想され、梅雨時期は曇りや雨が多くなりつつも気温が高めとなるため、熱中症に要注意。

あすから6月 今週末は土曜日がお出かけ日和 1か月の見通しも含め 気象予報士が解説

米津龍一気象予報士:

週末のお天気 ポイントはこちら。

お出かけはあす土曜日の方がおススメです。

まずあす土曜日から天気図を見ていきます。

この日本列島になんにもないように見えますが、日本海に低気圧があって、日本の南にも低気圧や前線があります。この間は相対的に見ると気圧が高いところになるんです。

ということは高気圧と似たようなものですから、日中は晴れの天気となります。

ところが、北海道の北にある高気圧が次第に東へと移動して、高気圧は時計回りに風が吹きますので冷たく湿った空気が流れ込んできやすい。

ですから、夜は曇りや雨となります。この雨の中心は東部が中心と見ていますが、中北や峡東にもその雨雲が流れ込んでくる可能性があります。

あさって日曜日はオホーツク海高気圧が勢力を増す形となり、さらに冷たく湿った空気が流れ込みやすくなります。

これにより東部富士五湖中心に午後からの雨を予想していますが、この日、上空に冷たい空気=寒気が流れ込んできます。そうなると、もし日中気温が上がってしまうと地上と上空との気温差が大きくなって大気の状態が不安定になるんです。ですから、雷雨となる恐れもありますので、最新の予報をご確認いただきたいと思います。

気温がどうなるのか見ていきます。

やはり晴れる分、あすの方が気温が上がります。あすは小学校で運動会のところもありますが、日差しも強くなりますから熱中症にならないようくれぐれも暑さ対策をお願いします。

 あさって日曜日は曇りや雨の影響できょうと同じようなパターンであまり気温が上がらないことになりそうです。

近県の天気を見ていくと、東京、横浜の傘マークはあすの未明のことです。ですから日中は雨は降らないと予想しています。

難しいのが日曜日の予報です。日曜日は、傘マークをつけていないところもにわか雨の可能性がありますし、静岡は午後からの雨を予想していますが、午前中雨の可能性もあります。

あすから6月ということで、1ヶ月予報を見ていきます。

まず、あすから8日にかけてはすっきりせず、変わりやすい天気となりそうです。変わりやすいというのは、天気急変系の雨ということです。

おそらく梅雨入りは、その翌週かなと予想しています。関東甲信の梅雨入り平年は6月の7日頃ですから、今年はちょっと遅くなるかなと予想しています。

その先はやはり梅雨ですから、曇りや雨の日が多くなるんですが、気温が高めなので蒸し暑くなりそうです。熱中症には要注意です。