【山形】自転車ヘルメット着用へ・山形南高校などを「モデル校」に指定 高校生の着用率わずか2%

AI要約

山形南高校など3校が「着用推進モデル校」に指定され、自転車ヘルメットの着用率向上に取り組む取り組みが展開されている。

高校生の自転車事故でのヘルメット着用率が低く、指定校では生徒会などが自主的に啓発活動を行っている。

山形南高校ではヘルメット着用啓発活動を強化し、県内全体での事故ゼロを目指す取り組みを進めている。

【山形】自転車ヘルメット着用へ・山形南高校などを「モデル校」に指定 高校生の着用率わずか2%

高校生の自転車ヘルメット着用を促すため、今年度新たに山形南高校など3校が「着用推進モデル校」に指定された。

自転車ヘルメットの着用率向上に向け、高校生自身に取り組んでもらう「モデル校」は、去年4月の努力義務化を受け、昨年度から県や県警などが指定している。今年度は新たに山形南、新庄北、鶴岡中央の3校が追加された。

このうち山形南高校で29日、生徒会長の藤原康太さんに指定書が手渡された。県警によると、過去5年間に県内で起きた自転車事故でヘルメットをかぶっていた高校生はわずか2%と高校生の着用率は特に低いのが現状。

山形南高校では全校生徒の99%が自転車通学で、今年度すでに生徒会が中心となってヘルメットに付けるロゴの作成など自主的に着用を促してきた。今回の指定を受け、今後はオリジナルののぼりを作り、啓発活動を検討しているという。

(生徒会長・藤原康太さん)

「これからは校内だけでなく校外にも発信できるように、花笠まつりや南高祭などを通して、山形県内全体がヘルメットを着用し、事故ゼロとなるように頑張っていく」

また、県は学校から自転車通学を許可されている高校生を対象に「2000円引き」のヘルメットの購入補助を行っている。