「言葉で交わさなくてもわかる」大西兄妹の圧倒的パフォーマンス 10種のダンスを舞い世界ランキング2位の実力、その原点に迫る

AI要約

競技ダンスで世界ランキング2位の大西兄妹のプロフィールと練習の様子を紹介。

大西兄妹が得意とするスタンダードとラテンのダンスについて具体的に解説。

世界大会での実績やイタリアでのレッスンなど、2人の日常を覗く。

「言葉で交わさなくてもわかる」大西兄妹の圧倒的パフォーマンス 10種のダンスを舞い世界ランキング2位の実力、その原点に迫る

技術や演技力などを競う競技ダンスで世界ランキング2位のペア、大西兄妹(富山県南砺市出身)。進化を続ける圧倒的パフォーマンスとその実力の原点に迫ります。(2023年3月15日放送)

都内のダンススタジオ。富山県南砺市出身の大西大晶さんと咲菜さん兄妹です。

妹 咲菜さん:

「私たち兄妹でずっとこうやって同じように育ってきてるので。言葉で交わさなくてもわかる部分はあると思うんですけど…」

兄 大晶さん:

「(咲菜は)せっかちなんだよね(咲菜さん:せっかちかもしれないね)。(僕は)おおらかで、(咲菜は)せっかちかも」

咲菜さん:

「(兄は)おおらかかな…。ただただのんびりしとるだけじゃない?」

2人が取り組む競技ダンスは音楽のジャンル別に2つの種目に分かれています。

こちらはワルツやタンゴなど優雅で穏やかに見せる「スタンダード」。大晶さんが得意としています。そしてもう1つは咲菜さんが得意とする「ラテン」。サンバやチャチャチャなど激しく情熱的に踊ります。

さらにスタンダードとラテンにはそれぞれ5つのダンスがあるため2人が踊るダンスは全部で10類。「10(テン)ダンサー」と呼ばれます。

咲菜さん:

「私はラテン練習したいしお兄ちゃんはスタンダード練習したいっていう。いい感じにバランスがあって両方やっていて。もちろん練習は倍になるので大変ではあるんですけど。10ダンサーとして頑張っていきたい」

去年行われた国内最高峰の大会三笠宮杯全日本ダンススポーツ選手権では、ラテン部門で優勝、スタンダード部門で準優勝。

日本代表として数々の世界大会にも出場し大西ペアは現在、10ダンス世界ランク2位にまで上り詰めています。

■3か月に一度、イタリアでレッスン

現在、東京で一緒に暮らす2人。大晶さんは子どもたちに社交ダンスを教えながら咲菜さんは大学に通いながら毎日都内のダンススタジオを借りて2人きりで練習しています。

咲菜さん:

「タイミングじゃない?咲菜が最後にウーってやりたいタイミング、お兄ちゃんの方が早い」